過去と他人は変えられない…が間違いだった話

過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる…

自分と未来は確かにそうなんだけど、実は過去と他人も変えられるんだなと思った話。

子どもを産んでからは熟睡度が増しているのか?!めったに夢は見ないのですが、「以前乗っていたバイクが出てきた夢」と「以前勤めていた印刷会社を退職する夢」を見ました。

目覚めた時は、どちらも悲しいとか辛いとかの感情ではなく、なぜか清々しくワクワクする気分。

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セクハラ・パワハラにやられた会社員時代

メーカー時代は残業も少なく穏やかな人に恵まれたが、管理が中心で殆どデザインの仕事はできなかった…
制作会社時代は撮影ディレクションを含め刺激ある制作環境でスキルアップできたが、月350時間勤務で摂食障害になり健康を大きく損なった…
印刷会社時代はバランスのとれた職場に恵まれたが、直族の上司からのセクハラ・パワハラに参っていた…

メーカー時代や制作会社時代のことは、印刷会社で働く中で全ての経験を糧に取り組んでいましたが、実際には私はとても印刷会社の力になれるほどのスキルはなく、年中怒られてばかりのダメ社員。

それは私自身の責任でしたが、仕事とは全く関係のないこと(容姿や恋愛・結婚のこと等…)にも話は広がりました。

また、夜に予定を入れたために朝早く来て仕事をしても、定時退社しようと思えば上司からの圧力も掛かりました。だから無駄に残業するクセがついてしまったのです。

 

転職を考えてわかった会社の良さと継続への努力

1度だけ、とあるメーカーのデザイナー募集に応募し、最終面接まで行ったことがあります。結局そこは不採用となり残念でたまらなかったのですが、面接の中で今いる印刷会社の魅力をたくさん見つけました。

相変わらずダメ社員ではありましたが、その面接のあとは定年まで働くべく自分なりに努力したものです。

「彼氏いないの?」「結婚しないの?」と言われ続けた時は、「いい人を紹介してくださいよ」と言い返し、東京支社長や本社制作部の方々をも巻き込みました。

仕事のミスは「なぜ起きたのか」「どう改善すれば良いか」をきちんと考えて行動し、それでもダメな時はまた考えて行動。

スキルアップのためには、若い方に頭を下げてもそのノウハウを取り入れ、クオリティと効率の両輪を図ることに専念します。

それが、在職中に本当に会社の役に立てたとは思えません。

それでも定年まで働くことで、どこかで還元できれば…なんて思った会社の創立記念日の2週間後に結婚が決まり、転勤の可能性や妊娠を希望する中で退職を決めました。

 

念願の寿退職だったけど…

退職後まもなく妊娠し、専業主婦。

念願の寿退職と妊娠というおめでたい話ですが、どこかで「あの上司さえいなければ…」という思いが強く、後日上司が退職したことを知り「だったら辞めるんじゃなかった…」とさえも思い退職したことが悔やまれます。

ですから、退職後もやはり会社に対して良いイメージを持つことができませんでしたが、出産して慣れない育児にバタバタと奮闘しているうちに、もう会社勤めのことなんて忘れてしまいます。

 

フリーで仕事をしてわかる、会社のありがたみ

退職から約1年半、私は開業届を出してフリーランスで仕事をすると決め、実際に自分で仕事を始めました。

詐欺まがいの業務提携、意味のない起業塾や中身のない創業コンサル…遠回りしながらも現在4期目。ありがたいことに、お客様からは好評価をいただき、実際に売り上げアップや集客に一役買っているのですが、実は制作にあたっては、印刷会社でのノウハウを中心に、通販業界のツール制作で得た経験を常に引き出しているのです。

以前いた印刷会社へは何も還元できませんでしたが、そこで得たものを「起業家の想いをカタチに」して役立てることが、やっとできつつあります。

もし夫が福岡へ転勤することがあったら…印刷会社の本社があるので堂々と営業へ行けるよう、そしてしっかりと還元できるよう、もっとスキルを高めたい想いが私にはあります。

そして過去の嫌だったはずの記憶さえ、今ある「うさくま堂デザイン」には欠かせない貴重な経験へと想いは変わりました。

経理や総務にお願いしていたことを自分で行い、保険も(今はまだ扶養範囲ですが…)自分で支払い、そういった部分の会社のありがたみはもちろんですが、実務面においても会社員としての15年近い経験はとても貴重でありがたいものなのです。

それが、当時はどんなに辛く嫌なものであっても、今のあり方心持ちひとつで大きく変わるのです。

 

 

 

 

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