にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」無料公開に思うこと

昨年秋に出版されて驚異の売り上げを伸ばしている絵本「えんとつ町のプペル」

作者にしのあきひろ氏がブログ「お金の奴隷解放宣言。」の中で、無料で公開したことを伝えています。

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評価する声が高いけど、本当にそれで良いのだろうか?

ブログの内容を読む限り、本の売り上げを伸ばすことよりも本を多くの人に知ってもらうことを重要とするにしの氏の気持ちは、暖かいものがあり小さな子を持つ親として見習いたい姿勢だと感じました。

ネットで内容を公開するというのも、実際に印刷されたものとは異なるので、その差別化もできるのではないかと思います。

反面、私は9月末に「キャンプファイヤー」経由で2017年1月発送の「バースデーメッセージ入りリターン」を支援。メッセージ宛名記載ができなかったので、一か八か住所欄に書いてみたものの…とりあえず現在手元にない状態です。しかも「キャンプファイヤー」のメッセージ機能で宛名を送らないといけないなんて…今知ったから息子の名前は入らない、私の確認ミスとはいえ望んだものは届かないかもしれません。

リターンの種類によっては、早々に入金したものの手元にはまだない方も多々いるであろう中で、配送が終わらない状態で無料公開というのは、ずっと待っていたのに先を越された感じですね。

せめて、キャンプファイヤーで募集した分の配送が完了してからの公開でも、よかったのではないか…配慮のなさを感じました。

うさくま堂の心が狭いと言われたらそれまでの話ですが、展覧会が素晴らしかっただけに、いろいろガッカリしているのが本音です。

展覧会の様子は「にしのあきひろ「えんとつ町のプペル展」を子どもと楽しむ」に書きました。

 

無料で広がる方法は他にあったのでは?

ストーリと絵柄だけならば、ネット無料配信は一つアイデアとしてはアリだと思います。

これで内容は誰だって知ることができるのですから。

でもこれって、にしの氏の世界観まで伝わるのでしょうか?少々疑問です。

色を綺麗に出す為に特殊なインクを使っていて、使用するインクの数も一般的な作品より多く、そしてページ数も多いので、2000円という値段設定はギリギリまで頑張ったのですが、それでも2000円。

※出典「お金の奴隷解放宣言。」より

これだけ凝った作りの本の雰囲気は、やはり現物を手に取らなくては伝わりません。実際に私はまだ見ていないのですが、インクや刷り上がりの他、紙もまた違うものなのかもしれません。

その雰囲気まで含めて、個体差があるRGBの中では伝わらない。

ネットで無料配信するならば、公共の図書館や学校図書、児童館や保育園の蔵書としてプペルが増える方法は何かを考えてみるのはどうでしょう。

そして、蔵書として置いている場所が、どこなのかわかる状態にしていたら、お金を払わずに「えんとつ町のプペル」の世界観を知ってもらえるのではないかしら。

 

販売促進のためのネット公開?

あまり考えたくないことですが、本の売り上げを伸ばすために「あえて」ネットで無料公開したんじゃないかと。

ブログの中では売り上げが落ちる心配をされていますが、実際にはむしろ逆。

売られている雑誌が全て閉じられ立ち読みできない状態だったら、その雑誌の売り上げは落ちます。パラっと中身がわかって、いいなと思ったら購入に至るのです。

この場合も、お笑い芸人の絵本が最近話題で気になるけど購入に至らない人が、実際に見ることによって内容を知ることで購入します。

Amazonや楽天ブックスだと、本の中身が一部読めた方が買いやすくないですか?また、購入にはレビューや感想をチェックしませんか?それと同じです。

特に、にしの氏ほどの有名人になると、そのこと自体がニュースとなり宣伝にもなるのです。

実際に体験すると、欲しくなるんですよ。

狙ってやったかどうかわかりません。ただ、芸術的な才能だけでなく、商才もあるなと感心。やはり「売れてなんぼ」ですからね。

マーケティングの参考になるのではないでしょうか。

 

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