ブラック企業を辞められない心理

キラキラブランディングに成功した女性起業家の実態」は多くの方に読んでいただきましたが、これは私の実体験であり、会社も女性起業家も実在します。

そんな中、結局は自分の見る目がなかったのが大きな反省点であり、それは過去に書いた記事「女性起業家支援のフリしてカモる輩の特徴6つ」等にも通じることです。

でもなぜ、見る目を養えなかったのか…これは、ブラック企業を辞められなかったり、ネットワークビジネスに引きずられたり、宗教の勧誘を断れない時の心理に近いのではないでしょうか。

うさくま堂の気持ちと、その企業の実態を例に説明します。

 

過去の栄光と失敗からの自信喪失

デザイナーとしてのうさくま堂は、正直決して立派なものではありませんでした。

もともと家具のデザイナーを目指し専門学校で学んでいたものの、就職する先々が倒産したりリストラしたりの繰り返しです。友人からの紹介をきっかけに、家具や建築ではなくDTP・印刷に関するデザインへと転向しました。

当然「つかえない」立場で職も転々としましたし、摂食障害から仕事を辞めて半年以上動けない時期もありました。パワハラ・セクハラまがいな仕打ちも受けたけど、いづれもタダでは済まさずに何かを身につけて20年。

そんな会社員時代ですから、泥臭いところからものを作り出す自信と、優等生にはなれなかった劣等感の中にありましたから、業務委託から始めた仕事には夢中で全力で取り組めたのです。

客観的にみて言われた以上の成果を出していたにもかかわらず、どこか劣等感が抜けきれずに「1日8時間以上、1ヶ月の報酬2万円」という現実が、当たり前に思えてしまったのです。

今思えば、なんてバカなことしていたんだろう…ですが、その時は「まだまだ私の努力が足りない」と自分に鞭打っていましたから。

子育てや介護との両立

子どもを保育園に預けたり、介護が必要な家族を施設に預けたりしながらも、結婚前に比べたら残業等ができずに時間の制約がでてきます。子どもが熱を出そうものなら、在宅で出来る仕事とはいえ稼働効率は格段に落ちてしまう…。

だから、本来できる筈の仕事を100%こなせているとは言い切れない、そう委託先から言われてしまうと「いやいや、結果を出しているから」と胸を張って言い切れていない自分がいます。

クオリティが実は落ちているんじゃないか等、気になってしまうのです。

ですが、子育てや介護をしながらでも働けることを前提に採用を行っている筈の会社で、その子育てのことを言われたり、思うように休めなかったりするのは本来おかしな筈です。

それでも「やはり実際に仕事の質は落ちているのか…」と落ち込んでばかりでした。

自己肯定感を取り戻せ

失敗も成功も含めた自分を認めているならば、自分の仕事に自信と誇りを持ってNoが言えたよな…今だからこそ思います。

ではなぜ言えなかったのか。

  • 自分の能力に自信がなかったから。
  • 自分の取り組みに自信がなかったから。
  • 自分の行動の結果に自信がなかったから。
  • だから、もしその会社や団体から離れてしまったら、自分はどこからも必要とされないかもしれないという不安が常にあったから。

キラキラ起業家のメッキを破れず、キラキラに目が眩んでいましたね。本質を見つめたらわかるのですが、自分に自信がないと分からなくなるのです。

それどころか本来持っていた自己肯定感をも奪われ、会社のいいなりになる状態となり、正常な判断ができなくなっていました。卵が先か鶏が先か…のように、自己肯定感を奪われたから自信がなくなったのか、自信がないところで追い討ちをかけるように自己肯定感を失っていったのかはわかりません。

こうなると、自分の意思ではなかなか抜けられません。

第三者の客観的な目

うさくま堂が業務請負の会社を脱し、完全にフリーランスのデザイナーになったきっかけは、家族でした。

四六時中Macに向かい、お迎えが終わったあともiPhoneでメールチェック、子どもとむき合わない時間が増えていきながら、保育園の月謝代すら稼げない状態に夫が激怒。

当然私は夫に反発しましたが、徐々に自分がおかしいことに気がつきます。

「何のために何をするのか」家族との時間を大切にできるようフリーランスという形態で仕事を行い、仕事を行うことで収入を得るほか、社会とのつながりも持ちつつ過去のスキルも後退させないことが、うさくま堂の目的でした。

でも、会社の取り組みが「社会を良くするために必要なシステム作り」であるため、歪んだ使命に駆られ、何時間も労力を費やしながらも報酬をリターンできない状況に疑問どころか自分を責めていました。

私自身も病んでおり、家族に対しても思いやりが持てず。

本来の目的をきちんと思い出し、家族の協力もあって退職の方向へ進みました。

その後もやはり、一緒にがんばったスタッフを放り出して良かったのか1年近く悩みましたが、起業セミナーのメンターさんに相談したり、「かさこ塾」を受講してセルフブランディングの重要性を学んだりする中、うさくま堂の本来の目的に度々立ち返ることができたのです。


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