なぜ女性起業家支援コンサルは起業を勧めるのか
そりゃ、コンサル本人が儲かりたいからですよ。
そもそも何故起業なのかを考えると分かります
起業する理由は人それぞれ。
- 誰かに認められたい。
- 会社や組織の中でうまくいかない。
- 与えられた仕事にやりがいを感じない。
組織の中でさえうまくいかなかったり、認められなかったり、やりがいを感じられない人に、起業が向くとは到底思えません。
いや、起業自体は開業届を税務署に出すだけですから誰でもできますが、そこで利益を出すことや継続することはできるのでしょうか。
ちなみに個人事業の場合…プロモート巣鴨様のブログより引用すると
創業後の廃業率は3年後で約60%。5年後で約75%。10年後で約90%
だそうで、この数字の元は「2006年の中小企業庁の資料」からの解析。検索してでてくる創業後の廃業率とほぼ同じですね。
理由はさておき中身で勝負…できるのか?
うさくま堂が起業…といいますか、フリーランスで仕事を始めたきっかけは、保育園の申請のため。
理由は何でもいいので、中身で勝負できたらいいかもしれません。
でも起業が目的で起業できればなんでもいい…それで、本当にうまくいくのかは疑問です。
ビジネスは等価交換。お客様が望むサービスを適正な価格で提供して成り立つものです。そこに、起業したいから何かやるサービスでは、等価交換にはなりません。
自分がなによりそのサービスが好きで、お客様にも喜んでもらえるものでなければ、誰からも買ってもらえないですからね。
起業したくてやりたいことを考える…結果それが好きなことになったり他人に求められたらよいのですが、順番としては少々無理があるでしょう。
それでも起業コンサルが起業を勧める理由
本当に良心的なコンサルであれば、起業よりも会社で力を発揮できる手段をアドバイスするのでは?と思います。
もしくは、相談者の適正やこれまでの生き方、特技や好きなことを考えた上で、それがビジネスとして成り立つかどうかを一緒に考えてアドバイスをするはずです。
そうではなく、曖昧な「気づき」を一緒に喜び、何も考えず「素敵」「いい感じ」「売れそう」と持ち上げるのは、無責任極まりない。
ひどい話だと、そのコンサルにとって「起業したい」と思う相手は「カモ」に過ぎないのかもしれません。
事業が失敗したところで、そのコンサルの人生はそう変わりません。
男性でも女性でも言えることではありますが、特に女性・主婦・ママを相手にしているのは、社会から認められたいという思いに付け込みやすいからだと感じています。