難しい言葉をチラシや広告で使い、意味は自分でググれなんて…誰がググだろうか?

自分をアピールするための名刺やチラシ、リーフレットで、検索しないとわからない言葉や専門用語を使うならば「全然反応がない」なんて泣き言はやめてくださいね。

誰もあなたのことを知るために、いちいち検索なんてしませんから。

※興味があれば調べますが、どうでもいい情報をわざわざ調べているほど暇じゃないんで…がんばりませんよ

その言葉は誰に向けて発信するのかで決まる

専門用語や解釈が難しい言葉を、名刺やチラシ等で使う場合があります。

どうしてもアピールしたことや表現したいことが、なかなかわかりにくい言葉だったり、カタカナだけど的確な日本語訳が見つからない時がそれ。

それを誰に伝えるのかで、その言葉をどう使うのかは変わってきます。

もし、同業なり興味を持っているかたなりに使うのであれば、問題なく理解されるでしょう。

しかしながら、興味ない方に知ってほしいとか、不特定多数の方へのアプローチとかだったら、そのまま使っても大丈夫でしょうか。

もっとわかりやすい一般的な言葉や日本語を探すことや、どうしても適切な言葉が見つからない状況によっては注釈が必要かもしれません。

【事例】うさくま堂は「ワークショップ」「セッション」が分からなかった

よくイベント告知で見かける言葉なんですが、うさくま堂は恥ずかしながら「ワークショップ」「セッション」がわかりませんでした。

当然Google先生に問い合わせると、Wikipediaで詳しく紹介されていたり、翻訳サイトなどもみつかります。

「ワークショップ」とは、本来は「工場・作業場」を表す言葉だが、日本では「体験型講座」を意味するそうで、自身がデザインの学校に通っていたこともあり、なんとなくイメージ通りでした。

具体的には、ものづくり講座、音楽ワークショップや演劇ワークショップのような身体表現における学習と作業参加の場や、各種体験セミナー、科学や技術教育、人権教育のような各種教育ワークショップのようなものがある。ヨガや瞑想教室、陶芸教室などの身体で体験する教室や機会にも、この呼称は使われる場合がある。

出典:Wikipedia

また「セッション」を検索し、Wikipediaの概要をまとめると…

  • 開会・集会などを意味する英語
  • 複数のミュージシャンが共に演奏すること
  • コンピュータの用語で一連の操作。ログイン〜ログアウト

3つもの意味が出て来ました。そこで、思い切って自分のFacebookに投稿すると…

  • 話をする2人または複数が同じ方向に向かっていること
  • 語源はラテン語で「sess → 座る」「sion → こと」から、相談・2人での打ち合わせ・面談という意味がある
  • 相互のやりとりであって一方的ではない・一方的に話す、一方的にアドバイスするとは異なる

とのコメントをいただきました。最後のアドバイスは、マヤ暦メッセンジャー ゆう様のブログより引用させていただきました。

当然うさくま堂でも制作にかかる前や制作途中でも「セッション」は行っていますが、なぜわかりやすく「打ち合わせ」ではないのかが気になります。そこは、ゆう様のブログにあるよう、一方的ではないことを強調するためなのか。それは正直まだわかりません。

 

…と、このように検索ひとつ行ったところで、なかなか真意に近くことは難しいのです。

分からないのは私だけかと思いましたが、会社員の夫は「セッション」は音楽の演奏のこと、「ワークショップ」は全くなんのことか分からないと言ってました。

検索すればいい…なんて言っていいものだろうか

自分の活動を伝えるという場において、相手が調べたらいいなんて言うのはどうなんでしょうね。

先述した、うさくま堂の実体験のように、本当に知りたいという意識であれば、検索の手間は厭わないものです。

しかしながら、自分のことを知ってほしくてブログやSNSで発信をする、広く活動を伝えるために異業種交流会で名刺交換する、イベントを企画して実行する、イベントに来てほしくてチラシを作る…それなのにわからない言葉がある上で「そんなことも知らないのか」「自分で検索しろ」と言わんばかりの内容だったらどうでしょう。

そのような宣伝ツールは、もし読まれなかったり捨てられたりしても、決して文句は言えないのではいでしょうか。

もちろん、自分が知りたいことや相談したいことに対して、それが調べたらすぐに誰もがわかることであれば、まずは自分で調べる手間を惜しんではいけません。

反面、相手に知ってほしいことがあるのなら、検索の手間を省く表現を心がけたいものです。

 

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