支持政党が異なる人とは友達になれない…この考えこそ戦争への第一歩

国政選挙…誰に・どの政党に投票したか。

Facebookでみかけたびっくり投稿に「◯◯党や◯◯に入れた人とは友達やめる」っての見かけました。

でも、この発想が戦争へ繋がるって、想像できないんですかね?

※嫁が強いと思われる「うさくま家」

本当の民主主義って何だ?

あまり政治の詳しいことはわからない、社会で勉強したことなんて忘れちゃってることを前提で。

ざっくり民主主義って、国民主体の政治なんですよね。だから、国民ひとりひとりが自分の意志を持って、政治に参加できるものなのです。

当然、自民党を推す人もいれば、共産党を推す人もいれば、新しくできた諸々を推す人もいます。当然個々に考え方は変わるでしょうし、その時勢によっても異なります。

近年、自民党が政権をとっているものの、民主党が政権だった時代もあれば、社会党が政権をとった時もあります。

ですから、誰を推すのかは個々の考えを尊重すべきこと。自動車メーカー勤務だと◯◯党に…と言われはするものの、強制ではありません。お友達から◯◯党に入れてと言われても、全力で断っていいのです。

もちろん、話を聞いて賛同したい・支持したいと思えたら、お友達や会社に同調してもよいと思いますが。

Facebookで見かけた「お友達やめる」投稿

あまり行きすぎると喧嘩になるので、よく政治と宗教の話は避けるべきなどいいますが、宗教のことはわからないけど政治の話は自分とは違う意見も受け入れてみたら、思考が深くなるかなと思っています。

私自身、小池百合子氏は好きですし、都知事選の選挙権が都民としての期間が3日ほど足りなくて、投票できないことがとても残念なくらい。都民ファーストには期待していました。

では「希望の党」はどうかといいますと、公約には賛同できるところが多々あるものの、その政党としての成り立ちが不安だったり、そもそも党の拠点となる場所が書かれていないため、地に足をついていない印象を受けます。

そんなこともあり、ある事例についてはAを支持するが、別の事例では真逆であるBを支持する…と、決まった支持政党はないので一見ノンポリシーのように見えますが、少ない脳みそをひねり出して考えて投票しているのです。

それが、「自分と考え方が異なる」「自分とは相入れない」という理由で、Facebookで友達やめます…と言っちゃう人は、「私は心が狭いです」「自分と違う考えは受け付けません」と言ってるようなもの。

ダイバーシティを目指す社会とは程遠い…そんな方は、こちらから友達やめてくれて結構。

選挙権を行使しないのは論外だけど

選挙権は読んで字のごとく「権利」であって「義務」ではないものの、その権利を使わずに自分の都合で選挙に行かないで、あれこれ云々言うのは論外です。

どんな思いであれ、投票所に足を運び、自分の意志を表明したのであれば、それは立派に政治に参加していることになります。

その思いに差はあれど、日本のことを共に考える…いいじゃないですか?

日本史でも世界史でも争いごとを振り返ると、政治やも宗教で「考えが違うから」争ういが起こり、それが大きいと国家単位で戦争と繋がるのです。ですから、まずは個人が異なる考えを受け入れることから始めませんか?

Facebookで見かけた「◯◯党や◯◯さんに投票した人とは友達でいたくないので切ります」発言、これの延長が戦争です。