ニュースで虐待が取り上げられるたびに思うこと

特に未就学児や乳児の虐待、あるいは虐待死がニュースとして取り上げられると、親なり関連施設(児童相談所や役所、学校・園)を非難する声でネットは溢れていますね。特に現在進行形で子育てしている人。

でも、明日は我が身…かもしれませんよ?

※仕方がないでは済まないからこそ、親がダメだと声をあげてるだけでは始まらない

前提としてはやはり「親が悪い」

何はさておき親の保護者としての責任ですから、理由はどうであれ親が悪い…そう考えるのは変わりありません。

今このブログを書いているのは、東京目黒の虐待死事件。リンク先は産経ニュースですが、続報も含めてとても残忍な様子が報道を続けるも記事を読み続けることができません。

ニュースに書かれているコメントやTwitterに寄せられているように本当に酷いし、両親には極刑を…と私も望みます。

これは、今回ニュースになっていることだけではなく、毎年何件か子どもへの虐待・虐待死が事件として取り上げられるたびに思います。そしていつしか忘れてしまい、忘れた頃にまた別の事件が発覚するのです。

同じ親として、加害者になった親を非難すること

被害者となった子どもに近い子どもを持つ親。

かなり過激に、強く加害者の親を非難すしたり、行政や学校・幼保園を非難するコメントを、掲示板やSNSで見るたびに思います。

お前は、なんぼのもんじゃ?

子ども産まなきゃいいのにとか言うけど、今子どもが存在してるんですよ。産む資格ないとか、誰かが決めるものでもありません。そう思いたい気持ちもわかる反面、じゃあお前さんはどうなんだと聞きたいですね。

めちゃめちゃ裕福だったり、自分の親(ジジババ)や周りのサポートを受けていたり、子育てに余裕がある人って少ないと思うんですが、実際はどうなんでしょう。実際は夫婦共稼ぎでお母さんも家事の傍ら何らかの形で仕事をしていたり、専業主婦でも一般的には子育てしながら家事というのは慌ただしいものです。

子どもは別人格ですから、親の言うことなんて聞きやしません。

イライラすること、ありませんか?

貧困ではない家庭であれ親のメンタルが壊れない保証はない

原因は子どもを育てること自体なのか、夫婦仲や他の家族なのか、仕事なのか、自身の病気なのか…その原因は個々様々あるかと思いますが、困難に立ち向かえる心の強さがなくなった時、常識的な判断ができなくなりますよね。

困難に直面してどうしようもない時、子どもを虐待しないなんて絶対に言い切れないと思うんですよ。

貧困が原因のこともあるでしょうが、強い心で貧困に立ち向かっているならば、貧しくとも心を豊かに子どもに愛情を注げる親だって大勢いるはずです。逆に裕福であっても何か心に病んでいるものがあれば、その捌け口が子どもへの暴力や虐待に繋がってしまうことだってあるのです。

現実は、貧困で生きていくのが精一杯になった時が大きいように思います。

また、経済的な貧困や、様々な理由で心が壊れることは、誰にだって起こりうること。今は平和で裕福で楽しく家族と過ごしていても、何かをきっかけに心が崩れる場合はあるのです。

夫婦関係なのか、ワンオペ育児なのか、職を失うのか、健康を害するのか…。もちろん、だからといって必ずしも子どもへの虐待ってわけじゃないですが、虐待していた親が「以前は子煩悩でいい家族だった」なんて話もあります。

じゃあ、どうしたらいいのか

とにかく社会とのつながりを経たないことに尽きます。

行政(今回の事件では東京都の児童相談所の対応の悪さが指摘されてますが…)に助けを求めたいところですが、残念ながら完璧ではありません。親の心が壊れる前に、できる限り近所づきあいを。最低限挨拶はきちんと交わしたいところです。

学校や幼稚園・保育園、親や友達、それすらもままならないなら、日頃からブログやSNSを活用し、発信をしておくことで多少なりとも防げる気がしてなりません。閉ざされた家庭の中だけではなく、どこか第三者を意識することで「最悪の自体」だけは防げないかと。

そんなに甘いものではないし、それだけで改善できたら、悲しいニュースはもうなくなるはずです。

それでも、「親が悪い」「行政が悪い」とばかり言ってないで、明日は我が身となることを自覚し、現在自分が親であることがどれだけ幸せなことかを意識すべきでしょう。

目黒の事件に関しては、残された1歳半の弟ちゃんが、いつか大人になってこの事件を知ったらどう思うか。決して悲観せずに、強く生きて欲しいと願います。



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