一文字づつの「字間」にこだわりを持とう

文字…本文全体とまでは言わないけれど、タイトルや見出しの文字組に力を注ぎたいものです。

上はIllustratorになにも設定せず、そのまま入力したもの。

WordやPowerPointでも、こんな感じの状態ですね。あとはインターネットブラウザの表示(ChromeとかExplorerとか)もこんな感じ。

雑誌や文庫本等の書籍では、文字数を計算することもあってこのような文字並びになります。

 

でも、商用印刷物…チラシや名刺、会社案内やリーフレットで上のままだと、少々間抜けですよね。漢字同士の文字間は詰まった印象ですし、逆にカタカナ同士だと無駄に空いてスカスカした感じです。

 

修正後のように、漢字同士は少しだけ間をあけて、カタカナ同士はきちんと詰めました。

重ねてみるとこんな感じです。

大分違いますね。

 

Illustratorの機能でも自動で文字を詰めるものがありますが、それでも意図通りの結果にはなりません。

本文全体は自動の文字詰め機能を使ってもよいかと思いますが、見出しやタイトル等の目立つ場所や、文字が大きなところではひとつづつ丁寧に調整することで、素人っぽさがなくなります。

 

ちなみに、この機能はPowerPointにもあるようです。

PowerPoint2011 for Mac

この場合、「文字の間隔のオプション→テキストの書式設定→フォント→文字幅と間隔」で設定できるようです。行全体(段落全体)に効いてしまうので(トラッキング)、間隔調整したいところを選択しカーニングすると調整できます。

この時代だからなのか?使い勝手は良くないですが、スライド制作にも役立つ機能だと思います。

文字の間隔を美しく、見栄えのあるレイアウトを目指してみましょう。

 



制作の依頼ではなくても、30分のデザイン・ビジネス相談は初回無料で行なっております。お気軽にご連絡くださいませ。