東京オリンピックのロゴはどう使うか
結論から言ってしまうと「使ってはいけません」
オリンピックに限らず、テレビ画面や新聞の写真はもう止められない感じですが、オリンピックのエンブレムやロゴもチラホラ見かけます。
知的財産権の保護
フリー素材集のサイトを見ると、JPEGデータのほか、印刷用のEPSのベクトルデータ(イラレ編集可能)が配布されていると、さも自由に使っても問題なさそうに思えます。さすがに自由に…でなくても、商用利用でないなら問題ない、個人なら問題ないと考えてしまいがちです。
ですが、オリンピック公式サイトによると
オリンピック・パラリンピックに関する知的財産等の無断使用および不正使用ないし流用は法的にも罰せられます。
引用元:東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイト
より詳しいことは引用元の「東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイト」内に「大会ブランド保護基準」というPDFがあり、公式スポンサー以外の利用はできないと明記しています。
非営利や個人ならいいのでは?
企業や自治体が無許可で利用した場合、多大なペナルティが課されます。地元選手を応援する旗を作ったり、販促プロモーションとして「五輪応援キャンペーン」とか行った場合ですね。、10 年以下の懲役もしくは 1,000 万円以下の罰金となります。
知的財産権が絡むものは、個人で楽しむ範囲であれば…なのですが、たとえば子どもが学校でロゴを模した絵を描くとか、刺繍を入れたバッグを作って使うのは可能です。ただ、作ったものを販売というのはもっての他、写真に撮ってSNSで発信するのも控えた方が無難です。
エンブレムやロゴそのものの画像も多数配布されていますが、それを自身のブログやホームページ、SNSでの発信も厳密にはNG。
守るべき理由とは
知的財産権等は告発罪ですから、相手から中止を求められない限り処罰をうけることはありません。個人がブログでちょっと使ったりSNSで発信しても、いちいち訴えられることは、正直まずないでしょう。
それでも万一訴えられたら企業であれ個人であれ、10 年以下の懲役もしくは 1,000 万円以下の罰金であるのは変わりません。
また、特に個人事業主やフリーランスの方のブログであれば、このあたりの法的なことが守れない印象を与えがちで、信用に関わるのでメリットはありません。
このことはオリンピックのロゴに限らず、「雑誌やテレビの画像掲載」「商用画像を透かし入りのまま利用」なんてことにも、同じことが言えると思っています。
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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