名刺のデザインは名前と肩書どちらが大きいのが正解なのか
伝えたいほうを大きくしていたら、どちらでも正解です。
※食パン1斤のハニートースト。美味しいものは大きくて正解♡
相手に伝えたいのは「名前」なのか「何をしているか」なのか
その名刺を作る目的や用途、組織なのか個人なのかで変わります。
企業・組織の場合
ひとつの社名の中で複数の人が働き、同じ名刺で活動をしている場合は、その相手の名前が明確でないと仕事がスムーズに進みません。
所属部署のリーダーなら「部長、課長」などの役職は1人だけ。ですが、一般社員で役割を名刺にする場合は、同じ役割の人が多数いることが多いでしょう。
部署名や役職・役割は大きくする必要がなく、名前を伝える方が大切だからです。
うさくま堂での制作事例では、「あやこまごころ診療所」の名刺が該当。キャッチコピーも目立ってはいるものの、役職(医師、看護師、受付等)よりも、お名前を優先しているのは「患者さんと診療所の距離感をなくす」ため。正確には「ニックネーム」を名前よりもさらに大きくしています。
個人で肩書きを大きくする場合
個人で活動をしている・仕事をしている場合は、名前を覚えてもらうより「何をしているのか」「どんな人なのか」を先に覚えてもらう方が、相手の記憶にしっかりと残った上で名前を覚えてもらいやすいでしょう。
のちのち、「◯◯◯ができる人を探している」なんて時に、名前ばかり目立っては活動とは紐付けされません。活動がわかる肩書きやキャッチコピーが目立っていれば、必要とされている時に連絡が来やすく、結果名前も覚えてもらえるのです。
うさくま堂の事例では、あさひゆうこさんのように仕事ではなく趣味の名刺の場合は、名前よりも活動に惹かれるものです。
個人で名前が大きいほうがいい場合
個人での活動でも、名前をしっかりと覚えて欲しい方であれば、名前を大きくしたほうがよい時もあります。
例えば政治家。パーティーや懇親会の場で、名刺を名札として使う場合は多々ありますが、その時に名前が大きいとよく目立つのです。活動が覚えられやすい時や活動が複雑すぎる場合も、名前を覚えてもらった方が得策であることもあります。
また、変わった名前であれば、そちらをアピールすることで記憶に残ることも。
うさくま堂での制作事例では、マエこはるさんの名刺は名前を目立たせています。栃木県北部にサロンを構え、北関東での活動で有名なこはるさん。何をしているのかは多岐に渡っているため、個人での関わりの中では全てに通じないこともあります。
名前を聞いて「ああ、あの方だ!」と思い出す人は多い場合、無理に肩書きやキャッチコピーを前面に出すより、名前のほうが有効です。
企業名刺の「役職」と個人の「肩書き」を混同していないか
会社員としての実績がある方が、個人で仕事や活動を始めた場合。
会社で支給された名刺を参考に作ると、役職や役割を「肩書き」と混同し、名刺に入れる肩書きが小さくなってはいませんか?
もちろん、例として紹介しているように、肩書きよりも名前を出したほうが得策である場合もあります。ただ、企業名刺と同様の作りでは、相手にインプットされにくくなる場合があるため、少し考慮したデザインが好ましいでしょう。
活動の認知度が弱く「何をしているのか」を伝えたい場合は、肩書きやキャッチコピーが目立つように作ることをオススメしています。
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※具体的な文字の大きさ等、ご参考ください
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