「聴く力」は電車の中で読んではいけない

傾聴カウンセラー・辰由加氏の著書『子ども・パートナーの心を開く「聴く力」』の冒頭を電車で読み始めた時、「これは電車で読んじゃいけないやつだ」と、できるだけ落ち着いた場所で読める時間を作りました。

なぜ読んではいけないのか

著者の、お子さんとの向き合い方がベースとなった本ですから、まだまだ母親としては未熟な我が身には重い箇所も多々あり、ところどころ涙をさそいます。

ですから、なかなか一気に読めず時間はかかりましたが、最後の1章がどうしても読む時間が取れず先送りになってしまいました。

ただ、傾聴講座を一度受けた時は、一切泣かずに2日の講座を終えてます。

最後の1章は、電車の中で読みました。昨日外出先から帰る時、夕方の混んでる電車でいながら30分ほど座れたこともあり、読み切ってしまいました。

でも、本を読み終わりそうな頃、下車駅が近づいてきたところで、すすり泣いていたのです…。

そもそも「傾聴」とは?

コトバンクに掲載されている「傾聴」という意味は、『ナビゲート ビジネス基本用語集の解説』によると

もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。 傾聴で大切なのは次の3つとされる。 ・言葉以外の行動に注意を向け、理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)。 ・言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。 ・言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す。

とされています。

相手が発することを受け入れることが主であり、こちらから何かを与える(アドバイス、助言、自分の体験談)ではありません。

家族でも仕事でも「話を聴く」ということは?

家族への「傾聴」が軸に書かれていますが、その本質は「家族」「友達」「仕事」の区分なく、一度相手のありのままをきちんと受け止めることだと感じています。

その先のあり方として、家族であれば本書の主題であることになります。

仕事の場合は単に聴くだけではなく、その先に自分が持っているノウハウを提供する必要があります。それでも、聴き方がきちんと伴っていないと、正しいノウハウの提供ができません。

どうやって相手の話を聴いたらよいのか、ヒントが詰まった書籍です。

読むキッカケは話を聴いてもらえないから

辰由加氏の講座を受けたり、著書を読んだりしたキッカケは、私自身が家族から話を聴いてもらえないからでした。といっても相手は4歳児ですし、夫もとにかく話をしたいタイプですし、なかなか話すキッカケなんて作ってもらえません。

読んでいるうちに、あるいは傾聴の講座を受けることで、自分の話がしたい・聴いて欲しいと思いつつ、私も夫や子どもの話を聴いているようで聴いてなかったなと反省に至ります。

1度講座を受けたり本を読んだからといって話をしっかり聴ける訳ではありませんが、日々日常の生活の中で思い返していくうちに、お互いが変わっていけるのではないか…と感じています。

また、仕事においても、これまで以上にお客様が望んでいること・困っていることを正確に受け止め、それに対応したデザインを提供できるでしょう。


自分を振り返る時に、時折読み返したい本です。

ただ、一度読んだものでありますが、読む場所は人のいない場所(自宅等)を選んだ方がよさそうですね。

 

 

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