朝霞・仙台・板橋の3箇所で保活をして感じたことは

保活におけるいちばんの味方は、役所と現場。

下手な情報に惑わされないためには役所が最強

新しい保育園のこと、待機児童のこと、点数のこと…翌年4月の入園を検討している方は、夏が過ぎたあたりで気になることや噂に惑わされがち。

いろいろな憶測が飛び交うならば、まず味方にするのはママ友よりも役所です。

入園希望者を取りまとめているだけに、いわゆる「お役所仕事」的な、当たり障りのないことしか言われないかもしれませんが、間違った情報に対しては正しいことを教えてくれますし、園児の空き情報や新設園の情報を発信している元が役所ですから、客観的事実を元に冷静な相談に応じてくれます。

点数的なことも、間違いないのは役所です。

点数が優位になる手段が話題になることがありますが、それが正しいのかどうかは役所の判断なのですから。

リアルな声と雰囲気を知るには現場(保育園)が最強

園の雰囲気や子どもたちの様子がわかるのは、卒園生の保護者の方からの声もありますが、なかなか出会う機会がありません。そこで重要なのは、やはり子どもと一緒に園に見学に行き、園の様子を把握することではないでしょうか。

自治体や園によって異なりますが、定期的に園庭開放やホールでの遊びを、主に乳児対象に行なっていることが多いです。もしくは、子育て支援センターや児童館併設の保育園もあり、合同行事等も多々あります。

気になる園があるならば、何度も足を運び、職員の方ともコミュニケーションが取れるといいでしょう。

園の雰囲気や職員の方を知るためももちろんですが、地域の保育に関する現状も、役所からではわからないことを聞ける場合もあります。

朝霞でも仙台でも板橋でも、まずは役所と現場から

朝霞においてはママ友もいたので情報交換しましたが、仙台と板橋ではママ友がいない状態での保活でしたので、遠隔であれ役所の方にはメールや電話で相談したことが多々ありました。

1歳児からの入園を希望した朝霞市

朝霞在住の頃は、出産から半年経ったあたりで保活を意識し、まずは職業安定所で仕事に関する相談から始めました。就職の意思を示すため、出産育児で保留にしていた「失業保険」の給付金を申請し、就職相談をする流れで可能な限りの異業種交流の場に行き、「起業・フリーランス」からの保活が理想的な形だと思ったのです。

平行して近所の保育園イベントにはできるだけ参加。同じ公立保育園でも先生の雰囲気は違うので、民間も含めてよく顔をだしました。

その中で、第一希望の公立保育園では園長先生ともよくお話する機会をいただきました。

朝霞市の場合は市役所に願書提出時に親子面接があるのですが、奇遇にも第一希望の園長先生でしたので、落ち着いて対応できたと思います。

絶望的に空きがなく認可外も2園だけだった仙台市

希望する保育園に3ヶ月だけ通い、仙台市へ引っ越しました。

1歳からの途中入園なんてできるワケがありませんから、認可外の園を片っ端から調べて電話して、物件探しで1日だけ仙台に滞在する中で2つの保育園の見学に行きました。

物件の近所にある園は仙台市ゆえ補助金もでるのですが、とにかく雰囲気が悪く、ここに行くなら仕事をやめようと思うほどでした。もうひとつ物件から3kmあるものの、先生方の雰囲気がとにかく明るく、独自のイベントが楽しそうな園。

遠いけど、当然後者に決めました。これも時間がないなりに、実際の園をきちんと見てよかった…書類だけの判断なら、間違いなく近い園を選んでいたでしょう。

1年8ヶ月ほど通いましたが、新設の仙台市認可園への入園が決まり、3歳から通いました。

こちらは説明会に参加。もともと朝霞市にある保育園で、当時よくお世話になっていたので、こちらへの決定は本当に嬉しかったことを忘れません。

ただ、入園が決まったと同時に、東京への転勤も決まりましたが…。

3歳クラスに空きがありそうだったから物件を探した板橋区

夫の会社から路線的に近いエリアとして、朝霞市/戸田市/和光市/板橋区/練馬区/北区…と広範囲で探しました。2月ですからまだ情報はネット等には開示されず、全て役所に電話での問い合わせです。

板橋区でも空きが出やすいエリアがあり、そこから通勤もしやすいので物件もほぼ決定。

また仙台市同様、物件確認に1日だけ上京するタイミングに合わせて、板橋区役所に具体的な相談に乗ってもらい、あらかじめ見学に対応してくださる2園へ行ってきました。

3歳での途中入園ですから入園できそうな新設園も考えましたが、見学した2園のうちのひとつに通っています。街に住む人の動きや車の混み具合からも新設園よりも通いやすく、園の雰囲気も良く同じクラスの保護者も素敵な方ばかりです。

役所でどう相談したらわからない場合はママ友とのつながりも

私自身は、最初の保活以外はママ友がいない状態となってしまいましたが、あくまでも役所や現場を通じての情報に対しては、ママ友との情報交換は有効かと思っています。

いきなり役所に行って、何を話したらいいのか…点数のこと・保育時間のこと・きょうだい同園のことetc何をどう聞いたらよいのか、うまくまとまりませんよね。

うさくま堂がお仕事としてロゴデザインやチラシデザイン等を手がけている「キッズスペース ルピナス」で、保活体験報告会を実施します!

東京都北区・板橋区にお住いの方を中心に、具体的な点数の考え方や加点について、保育園を見学する際に注意すべきポイントを、保育士目線・起業家目線でお話してくださいます。

また、参加者同士の情報交換の場としても期待できそうです。

ここでのお話を元に、役所や保育園とつながれたら、きっと来年は希望の保育園に入れるのではないでしょうか!