今だから言える!うさくま堂過去最大の失敗2選から作業効率を学ぼう

会社員時代は、身の毛のよだつようなミスを繰り返しまして…。

文字の修正ヌケ等はよくやりましたが、大概どこかで取り返しができるものでした。繰り返さないようどうしたら良いかを試行錯誤するのも仕事です。

だけど、今だからこそ笑って話せることですが、損害が大きく本当に胃が痛くなった話を2つご紹介します。

ここから何かミスを防げる方法につながればと思っています。

※本当にこれは今でも心したい、永遠のテーマかもしれません。

撮影スタッフのスケジューリングミスで1,000万円規模の損害か?

通販カタログの制作を専門にしていた会社にて。私は当時アートディレクター時々デザイナーでした。

撮影ミスってどんなものか?

撮影に関わるスタッフは多岐に渡り、モデルの予定に合わせて「カメラマン」「スタイリスト」「ヘアメイク」「ロケバス」その他スタッフに撮影依頼を行いスケジュールを組んで行きます。まずは予定をざっくりと組み、確定したところとに依頼を行い、そうでないところは解除します=バラします。

そんな中、ヘアメイクさんのスケジュールを確定し、実際に撮影を行う当日。

なんと、ヘアメイクさんはその日は別の撮影があったのでした。

彼女はバラされたと思って他の撮影を入れてしまい、私は確定の連絡を入れたつもりになっており、何かしらのすれ違いがあったようです。

社長に泣きつき人脈駆使して当たっても、当日では誰もつかまらない…と思ったところ、ロケバスさんの知り合いのヘアメイクさんが、その日はおやすみで都内にいたのです!

急なお願いに答えてくださり、1時間ほどの遅れで撮影は可能に。

これ・・・撮影中止なら500万近い損害になるところでした。

対応策

自分を疑え!

スケジュールでもなんでも、とにかく確認して確認して確認するように心がけました。

 

特殊印刷のオペレーションミスでの刷り直し

印刷会社の制作課で働いていた時のこと。通常のデザイン事務所とは異なり、校了後に入稿…ではなく、印刷対応データを製版し、印刷する部署に「下版」して業務が完了します。

オペレーションミスとはどんなもの

通常のA4の三つ折りリーフレットとは異なり、そこにポケットをつけるため、用紙を普通に断裁するのではなく「抜き型」で抜いていく印刷方法。

これ、型も作るし用紙に無駄もでるしで、本当にコストがかかるんです。

そのため入念なチェックをお願いし、誤字脱字なきよう入稿前にしっかり確認をして下版へと進みました。

下版作業にあたり作業をする中で、Illustrator上で配置していた背景画像を触ってしまい、それがズレてしまったのです。

そして、ズレたまま印刷に行ってしまいまして…印刷は止まることなく「刷り直し」となりました。

当然私1人の責任ではなく、途中のチェックが甘かったこともあるのですが、やはり最終的には作業者である私のミスとして、始末書等を書いた覚えがあります。

刷り直しに要した費用は100万円・・・本当にしばらく会社に行くのが怖くなりました。減給こそなかったものの、度々上司にはこの話を持ち出され延々と怒られ続けたのは言うまでもありません。

対応策

ミスがあるものと思いチェックせよ!自分も他人さえもあてにしてはいけない。

 

その経験が、今を支えます

当時は少人数ながらも仕事を支え合う仲間がいたため、ミスに対しての解決策を相談したり、ミスのフォローをしあったりできるのですが、今はそんな仲間はいません。

そのために、お客様のご協力もいただき、最後の文字校正やチェックをうさくま堂と共にお願いしております。

会社員時代、これらのミスを経験したから「自分はミスして当たり前」を前提に、どんなに忙しくても繰り返しの確認作業を行なっています。

それでも…会社員時代よりは少なくミスの損害も小さいものですが、やはりミスがゼロとは言い難いところです。

ミスしない秘訣なんて無いのかもしれませんが、ひとつひとつの作業を丁寧に心を込めて完了させていくしかないというのが、現時点での思いです。

今後とも、お客様の思いに寄り添いながら、一緒にいいデザインを作り上げて行きたいです。

 



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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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