「好きなことを仕事にする」と「仕事にしていることを好きになる」の違い

似ているようですが、全く別物。

結果的にその活動が好きで収入になっていれば結果は一緒ですが、なかなか一緒にならないのが実情ではないでしょうか。

※プリンは好きだけどこれでお金は得られない(むしろ出費w)

好きなことが仕事になる絶対条件

好きなことが仕事になるのか、ならないのか。

その好きなことが、客観的に見て需要があるかどうかで決まります。

好きなことに対しての需要があれば、仕事になり得ます。たとえニッチなことであっても必要とされているならば、むしろニッチな市場だからこそ重宝されて、シェアを高めることができるのです。

反対に、好きなことに対しての需要がなければ、どんなに頑張っても仕事にはなりません。それは、広告に力を入れようが、ブログで1000pv獲得しようが同じこと。必要のないことに人はお金を払いませんから、無駄なことなのです。

さらに、供給のバランスもあります。

どんなに需要があっても供給する人が山ほどいたら、やっぱり仕事として成立させるのは難しいものです。

お金になることを仕事にしたら

「お金になることが優先なんて生きている価値がない」くらいのことを言う方がいらっしゃいます。好きなことだからとお金にもならないことにしがみつき、稼ぐための仕事をしないでいたらどうなるのでしょう。

結局はお金にならないけど、好きなことさえもできなくなってしまいます。

やはり、仕事とは「お金を稼ぐための手段」なのです。

その手段としての仕事と割り切ってしまうのは云々…と言われそうですが、どんな仕事であれバイトレベルであれ「効率よく生産性をあげるにはどうしたらよいか」を考えて取り組んでみたら、単純作業すらもクリエイティブな仕事になります。

また、仕事を選ぶことができるのであれば少しでも興味がある仕事に従事し、その仕事を心から好きになればいいのです。きちんと収入を得られ、しかも好きな仕事ですからメンタルも安定します。好きだからと言って稼げないことを仕事とするよりも、収入をきちんと得ている上に心も穏やかでいられます。

うさくま堂はデザインが好きなのか?

うさくま堂デザインは、高校2年の頃からデザインの学校へ進学すると決めていました。ですから、デザインのことは当時から好きで学んだことです。でも悪く言ってしまえば、高校へ入ってからの成績が悪く、一般大学への進学を諦めたとも言えます。美術と体育だけは成績もよく嫌いではなかったのですが、妥協しているとも言えます。

さらに、美大進学は浪人するも失敗し、専門学校へ進みます。ただ、ここではどっぷりインテリア・家具のデザインを学び、充実した3年間でした。

しかし、就職先の家具工場や建設会社を25歳までの間に2度倒産を経験。その後の就職活動も苦戦し、どんなに好きなジャンルであるインテリア・家具デザインの分野であれ、デザイナーとしての需要がないことを感じ、縁があって印刷管理からグラフィックデザインの道へと方向転換しました。

転換後は後悔や葛藤もあったし、グラフィックデザインでも仕事に就けなかった時期もありました。それでも会社員として15年、フリーランスとしても6年やってこれました。

好きなことに固執せず、稼げることを好きになってよかったと、今は心から思っています。



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