名刺デザインをおしゃれに見せるフォント使いのコツ
フォントの選び方と使いかたで、名刺がグッとおしゃれに見えてきます。
力強く見せたいなら太いゴシック系ですが、繊細さや女性らしさを出しオシャレに見せたい時は細めの明朝系の書体を選ぶと、うまくいくことが多いです。
また、デザイン性の高いフォントを使うとイメージも伝わりやすくなりますが、使いすぎるとオシャレとはかけ離れてしまいます。
参考:成功する名刺デザインに必須!無料で使えるおしゃれなフォント5選
これをどう活用し「名刺やチラシをおしゃれに見せるか」うさくま堂の考え方です。
基本は同じ「空きのバランス」「文字揃え」
どんなデザインでも共通してるのが「空きのバランス」「文字揃え」です。
左のように、まずは入れるべき要素を並べます。左右を揃え、余白も整えます。これだけでも完成イメージはできますね。ここから細かいところを「どうオシャレに見せるか」を考えていきましょう。
左右を揃えたり空きを整えることに関しては、「パワポ初心者も5分でカッコいい名刺作成!」にて、動画入りでご説明。ぜひご覧ください。
文字を太くするか、細くするかで印象が変わる!
太くすれば男性的で力強く、細くすれば女性的で繊細に見えます。
ここで使っている「小塚ゴシック」はMac標準フォントです。「オシャレ」の定義が難しいところではありますが、名刺という小さい面積の中においては、その情報が太い文字で占められているより、細い文字を中心に太さよりも大きさの強弱でメリハリをつけたほうが、スッキリとオシャレに見えます。
フォント選びでカジュアルかフォーマルか印象が変わる!
同じレイアウトでも、書体・フォントの選び方でカジュアルにもフォーマルにも見えかたが変わります。
同じく、Mac標準フォント「小塚明朝」との印象の違い。
どちらも細めですのでパッと見の印象はあまり差がありませんが、左のゴシックのほうがカジュアルに、右の明朝のほうがフォーマルな印象を与えます。
この違いは、ターゲットの年齢層や性別、取り扱うサービスのうち中心的な価格帯を考慮してみましょう。
デザイン書体を効果的に使うポイント
基本的には明朝系とゴシック系に分かれる書体・フォントですが、デザイン性の高いものを使うと訴求効果がアップします。
左はよりカジュアルに、右はよりフォーマルな印象を与えます。
ここで、デザイン書体を使う場合は「見出し等の目立つ文字1箇所」にするのがポイントです。デザインに特化しているため、読みやすさはゴシック系や明朝系に比べると劣ります。
ですが、そのデザインイメージは強調されるため、うまく使うとデザインが締まり、相手にイメージが伝わりやすいのです。
左は明朝とゴシック、右は多種類のフォントを使った名刺の例です。
2種類くらいまでならメリハリを感じることもありますが、たくさん使うとデザインの統一性を失ってイメージが伝わらず、オシャレとはほど遠いものになってしまいます。
デザインを決める要素はフォントだけには限りませんが、フォントだけでもこれだけ印象が変わります。そして名刺のデザインに限らず、ExcelやWordで作られた一般的な書類全てにも通じることなのです。
うまくデザインがまとまらない時や、書類が読みにくいと感じた時は、フォントの選び方や使いかたを見直してみてはいかがでしょうか。