イベント告知で集客の成果をあげるために行うべき方法とは
来て欲しいと思う方には、直接イベントチラシを手渡しし、その想いを自分の口で伝えることが、イベント集客における最終手段です。この最後のひとがんばり、やるかやらないかで大きく違います。
うさくま堂のイベント経験
うさくま堂でイベント出展の経験はありませんが、以前業務委託スタッフとして参画していた会社では、業務の中で「イベント集客」というものがありました。
私はあくまでも「デザイン制作業務」として契約していましたが、参画する以上はこの「イベント集客」も必須。
ボランティア同然ですが集客して成果を上げないと、制作業務で発生した賃金さえも入ってこないため、あらゆる手段で集客と向き合い実行しました。
実際に、集客ができないとスポンサーとの契約が守れない=会社に入金されない…となると、やはり無償でもやらねばならないですし、そのイベント自体を地域に根付かせたい思いもありますから、本当に必死です。
もちろん、「仕事に絡むから・クライアントがいるから」集客の必要性があったのも事実ですが、そのイベントが参加者にとってメリットが大きいものであると信じていたので、自分の負担よりも来て欲しい想いが強いから行動に出られました。
本来の業務とは異なるし、そもそも知らない人に話しかけるなんて苦手ですよ。
でも、人に声かけられないと言ってもいられずとにかく行動に移したおかげで、毎回店員割れだったイベントも広報活動をきちんと行えばキャンセル待ちにもなるのです。
埼玉県志木駅前での呼びかけ
埼玉県朝霞市に住んでいた時のこと、お隣の志木市において子育てに有益なセミナー開催に関わりました。
チラシを作る他、集客に向けた広報活動も行いました。先の理由から、ほとんどボランティアです。
これまで定員割れが続いてしまったこのセミナー、なんとしてもキャンセル待ちまで応募させたい…ターゲットは0〜2歳くらいまでの子どもがいるママ、子どもは大きくても未就学児くらいまでを見越し、該当する方へのアプローチでした。
定期的に志木駅前でチラシを配り、私は朝霞市に住んでいたので外出時に赤ちゃん連れを見かけたら様子を見て声かけ、児童館でイベントがあればその前後の時間でプレゼンさせてもらったり、予防接種がある時間の前後は保健センター周辺で声かけです。
それも、怪しく思われないよう自分も子育て中のママとして声をかけ、「そのイベントに参加する最大のメリット」を端的に話し、もし興味があれば…よかったら…といった姿勢で強引な誘いは一切せず。
私が仙台へ旅立つ日にそのイベントは開催されましたが、なんと満員御礼キャンセル待ちに達したのです。
ショッピングセンターでの子育て世帯向けイベントの集客
仙台では、大型ショッピングセンターの一部で、子育て世帯向けのイベント開催。そのスタッフとして参画です。
やはりボランティア同様。
全国展開のイベントですが、東北初開催となるこのイベント。絶対に人を集めたい。
埼玉での成功イメージとは異なり、仙台市郊外は車メイン。人は殆どあるいていません。地下鉄の駅前でさえ、志木駅とは異なり人通りはまばら。その中で子連れとなると、本当に限られてしまいます。
ですが、駅のすぐ近くにとても大きな公園がありました。公園規約に触れていなかったので、その公園にてまずは声がけを行い「今月◯日は、駅前の××で、子どもと楽しめる無料イベント開催します」とチラシを配りました。
それこそ、休日子どもと公園で遊ぶ時には、多い時には1度に100枚ほどプレゼンしながら手渡しです。ただ配るだけではなく、「どうして来て欲しいのか」「どんなメリットがあるのか」を伝えるのです。
いくらなんでも子ども連れて公園で遊んでいる時にやり過ぎだろうと、今振り返ると正直何かに取り憑かれていたようにも思えます。
ですが、当時の私は「そのイベントに人を集めたい」という想いが強く、縁もゆかりもない土地で、とにかく必死でした。
私は別途スタッフとしての業務がありましたが、当日も会場近くではボランティアスタッフが通行人にチラシを配り、イベントは大盛況!
その甲斐があって、過去の集客データを上回る前日申し込みと当日来場者となりました。
最終的には「人と人」
実際に行ったチラシ配りは私ひとりの時もありましたが、仲間とともに励ましあって、いろいろな支えがあってこそ達成できたことです。そもそも、チラシ配布方法が本当に正しいのか、家族を犠牲にしてることは問題ではないかと思いますが、行動によって集客できたことは事実です。
もちろん、ネットでの発信や他のサイトへの登録も行いましたし、幼稚園や保育所へのチラシ配布協力や児童館での設置も行いましたが、やはり決めては「人と人」。公園でチラシをもらった、児童館でプレゼン聞いた…だから足を運んだという人も少なくありません。
イベントの目的や特性によって、必ずしもチラシ配りが有効とは思えないのですが、セミナー等の申し込みなら対象者へ、オープンで自由参加可能なイベントなら当日近隣にいる方へ、直接アプローチすることは決して無駄ではないのです。
これは営業活動にも言えることで、たしかにブログやSNSを活用して発信を続けたり、ターゲットと近づけるセミナーや交流会に参加することも大切ですが、自分の仕事に興味を持ってくれた方へ直接提案・プレゼンすることも時には必要な営業活動であることを思い出しました。