必要な資格や許可なく商売する起業女子の実態
全員がそんなことはない筈だが、一部の無知な起業女子の振る舞いが、働く女性の品位を下げてしまっています。
菓子製造業許可なく手作りお菓子の販売の可否
Facebookのタイムラインはいろいろな話が流れてきますが、衝撃的だったのは、豊田市・henbokkeのゆかさんのブログ「気になったから保健所に聞いてみた話。」というタイトルの記事。
要約すると、
- 観賞用クッキーとしてなら、菓子製造業許可がなくても販売していいのか
- Instagramを中心に、そんな販売者を多く見かける
- それを保健所に問い合わせたところ、やはりNGである
- それを取り締まるのは所轄の保健所となるので、事実上は難しい
一言で表すならば、「平然と違法な売買が行われている状態」であるのは確かのようです。
事業を行う上でのルールすら守れないのは起業以前の問題
実際にそのような人は見かけたことありませんが、たとえば趣味が講じて作ったものを販売する場合は、物によってはきちんと届出や資格が必要なものもあります。
ですが、それらを無視して売買取引を行うことがあるようです。
自宅でちょっとだけだから、趣味でやってることだから…ですが、お金による取引があって利益をあげているならば、それは立派な商売です。
先のお菓子の例もそうだけど、手作りパンを無許可で販売する他、手作りコスメの販売は薬事法違反となります。
教室を開いて生徒自身が作るのは問題ないのですが、その場合でも食品に関しては「食品衛生管理責任者」の許可が必要だったりします。
あとは民間資格は正直あってもなくてもよいものですが、お客さんからの信頼を得るために必要な程度。何ももっていなくても腕がよくて必要に迫られて開業したら成功…というのが理想的です。
もちろん、その場合でも何か必要な許可や資格があるなら、きちんと取得して信頼を得ましょう。
一部の起業女子の行いが全体と見られる
オートバイが一部マナーの悪い運転者が目立つことや(今は減ったけど暴走族とか)、悲惨な事故ばかりがニュースで取り上げられることで、「怖い」「危険」「野蛮」とデメリットばかりが目立ってしまい、本来の楽しさが伝わらず残念に思うことが多々あります。
それと同じ。
一部、事業に必要な資格を持たずにビジネスにしている女性が目立つことで、これだから女性は…と言われかねません。
好きなこと、特に女性はハンドメイドが得意で、その技術が突き抜けた時はビジネスに転換できます。うまく軌道に乗れば家事や子育てと平行しても、好きなことが仕事になるのです。
しかし、そのためには「好きではないこと」かもしれない、ビジネスで必要な資格や許可をきちんと取得し、たとえ趣味の延長・スモールビジネスであっても、お客様からお金をいただく以上はプロ意識を持ちたいものです。
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
・うさくま堂のサービスはいくら?