起業準備〜初期で起業セミナーに熱心になるより先に考える2つのこと

  • その商売を行うにあたり、まわりにお客様はいるのか
  • お客様は何に悩み何を望んでいるのか

「自撮りの方法」「ブログやSNS発信」「フォロワーやイイネを増やす」…自分のことばかり考えず、まずはこの2点に目を向けることが大切です。

※最近減ってきた起業塾だけど、まだまだ地方は多いかもね

その商売を行うにあたり、まわりにお客様はいるのか

その商品やサービスが素晴らしいものだったり、自身をもって提供できるものであっても、それを「欲しい」と思ってくれるお客様が一定数いないと商売は成り立ちません。当たり前ですが、以外と理解されていないのです。

だから広告だ、集客だ、ブログだSNSだ…というのは、ちょっと違うんじゃないかと。

どんなに広告したり集客を頑張ったところで、そこに欲しいと思ってくれる人がいなければ、広告するだけ無駄かと思うのです。

自宅サロンでとても効果のあるエステを高額で提供しても、周辺の環境によって異なります。

お年寄りが多いならば美に興味を持ってもらえないだろうし、未就学〜小学生の子供が多い世帯であれば、マンションのローンに教育費で、お金に余裕がないかもしれない。

セレブな人たちは、その近所で展開している自宅サロンに行くか、来てもらうんじゃないでしょうか。

お年寄りが多い地域ならば美より健康を意識した商品を、子育て世帯が多い地域であれば、ママ向けにお気軽リラクゼーション的なもののほうが、求められているはずです。

お客様は何に悩み何を望んでいるのか

上の例えともリンクしていますが、自分が何をしたいか…よりも、お客様がどうしたいかに注目しませんか?

うさくま堂は提案型のデザインを提供しているため、お客様から小冊子の制作を依頼されても、リーフレットのほうが効果があるならリーフレットも提案します。うさくま堂としては小冊子を作ってくださった方が、正直利益になります。が、できるだけお金をかけずに最大限の効果を出して欲しいと思っているのです。

たとえば、駅から遠い街道筋にある2軒のパン屋さん。

一方は、味と製法にこだわった本格的なもので価格も高め。だけど駐車場が狭い。

他方は、味も価格も普通だけど、広くて停めやすい駐車場完備。

ウケるのは後者なんですよね。日常的な買い物するのは主婦(主に女性)で、街道筋にパン屋があるようなエリアだと、まず車社会だと想定。ただ、どんなに車社会であっても、女性は運転が苦手な人が多く、特に車庫入れが苦手なものです。

たまには高くて本格的なパンを食べたいと思うでしょうが、日常的なこととなると「買いやすさ」は大切です。行きやすい場所と買いやすい価格が、日常的には求められているのです。

もちろん、これが高級住宅地にあるパン屋さんだと、話は変わってきますけどね。

起業セミナーで自撮りを習っている場合ではない

起業セミナーに行く価値がないと思うのは、自分の見せ方(セルフプロデュース)ばかりに力を入れて、肝心なビジネスの仕組みや仕掛けを教えないんですよね。

もちろん、お客様に好まれるブログやSNS発信は大事だし、時には自撮りも必要だとは思います。

でも、起業準備や初期段階でまずやるべきことは、自分のことではないんです。お客様はどう思っているか、何を探しているか、自分はそこにどう応えられるかが第一です。

今はたくさんの起業に関する書籍やホームページがありますから、ある程度は自分で考えて行動できるはずです。自営業なんですから、まずは人に頼らず自分で考えて行動することが成功への一歩でしょう。

悲しいかな、特に女性起業界隈では、女性起業家が女性起業家になりたい人に対し、詐欺まがいなセミナーやコンサルで利益を出している事実があります。だけど自分で考えることができると、優秀なコンサルさんや勉強会を見つけやすいので、騙されにくくなりますよ。



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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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