独学でIllustratorを習得してデザインの仕事をしている人に見て欲しい展覧会

印刷博物館P&Pギャラリー(トッパン小石川ビル)で開催中の「グラフィックトライアル2019」が久々に面白い展覧会だと思いました!
ちょっと専門用語も出てきます(わかりやすさを心がけては見ましたが…)。特に独学でイラレを習得しデザイン事務所等で就業せずにフリーランスで仕事をしてる方におすすめです。

光を印刷に。日本の印刷技術は改めて素晴らしい!クリエイターの創造力も!

どんな展覧会なのか

一線で活躍する4名のクリエイターと凸版印刷のプリンティングディレクターが、新しい印刷技術の可能性を「試した」展示です。

印刷に必要な要素「インキ」「版」「用紙」それらの可能性を「試す」もの。作品作りのアイデアを、日本の素晴らしい印刷技術が支える、とても面白い展示でした。

会期:2019年4月13日(土)~7月15日(月・祝)
会場:印刷博物館P&Pギャラリー(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)
時間:10:00~18:00(月曜休館、祝日の場合は翌日)
入場料:無料(印刷博物館は有料)
詳細:https://www.toppan.co.jp/biz/gainfo/graphictrial/2019/

興味をひいた「黒いインキと光のインキ」

通常はCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックBk)の4つのインキを掛け合わせて、印刷物は再現されています。

一般的な黒インキ1色ではどうしても「黒」は浅くなるため、リッチブラックという手法で黒に深みを出しています。(参考:リッチブラックって知ってる?深い黒を極めよう)ですが、より深く引き締まった黒インキを試し、その深い黒を使った作品。

また、CMYKで再現できる色には限りがあり、それは光(RGB)よりも狭いのです。

こんな図を見たことあるかな?

人の目に見える範囲には到底叶わず。ついで光の範囲、4色のインキは再現の幅が狭くなります。

が、このインクの再現幅を超えて「特色」と呼ばれる色や金銀のインキが登場。さらに、「カレイド」と呼ばれるインキで、通常の4色印刷機で6色を再現できます。これは、東洋インキ製造(株)が開発。

この技術を用いて「光」の印刷を試みた作品が、なかなか興味深いものでした。

作品のインパクトというよりも、このアイデア・創造力と技術力にため息です!


日頃は安価な印刷のお世話になることが多いですし、それは依頼された場合も自分の印刷物にも言えてます。

「売上アップ」「集客アップ」を目指すことはもちろんです。しかしながら、高度な印刷技術の情報も得ながら表現に活用できるものは活用し、お客様の自己満足も満たせたる特殊印刷のご提案も行なっていきたいです。



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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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