看板デザインの色を決める時に注意する2つのコツ
間違っても写真の上だけ、パソコンの中だけで決めてしまうのはいけません。これまでのコンセプトカラーを生かしつつ2つの点に気をつけます。
- 看板が置かれる周りの環境・色はどうか
- 看板自体の色の組み合わせは目立つものか
※道頓堀ならモノクロが目立つかな?!
事例で考える色選び
うさくま堂で手がけた看板、仙台・定禅寺通のフルール様(事例:脱毛サロン・お客様を呼び込む看板を3種類)の例を例えとします。
先行して手がけたツールに名刺やリーフレット(事例:脱毛サロン・仙台では珍しいセルフ脱毛の魅力をリーフレットで)がありますが、そこでは白をベースに落ち着いた緑でまとめてきました。
ですから、色はこの2色を軸にしたいとの要望があり、写真の通りに納品しました。
この場合、リーフレットや名刺のテイストを変えずに済みましたが、まず考慮したのは既存のツールのことではなく、掲げられる環境です。
建物自体がオレンジっぽい色ですから、中途半端に淡いグリーンでは埋没してしまいます。
ですから白を基調に濃い色を刺し、それでも淡いグリーンの印象も感じられるよう、部分的に使っています。
また、定禅寺通は美しいケヤキ並木で有名な通り。今だとイルミネーション「光のページェント」で賑わう場所ですが、新緑の季節は緑が生い茂るのです。
緑だけでは車道から目立たないので、金額の部分は緑との色合いがきれいな濃いピンクにしました。
もしも白い建物だったら…
白い建物に白を基調とした場合、白にしても目立たない場合があります。
この場合は濃いグリーンの縁があるのですが、全体をグリーンにしたほうが目立つかもしれません。
デザイナーに依頼する場合はしっかりと現場を見てもらい、写真上でダミーを作ってもらうようにすると間違いがありません。
※この場合、文字はもう少し上品なものにしたほうがよかったり、文字色も白抜きでよいのか・背景処理も再考の必要は否めませんが、白い壁面にはこちらのほうが目立つかもしれません。
目立つ色の組み合わせとは
補色と呼ばれる色使いが目立ちます。
補色とは、原色(基本色)を順番に並べると対極に来る色が補色。
この組み合わせは目立つ反面、チカチカしたり見にくくなる場合があります。
そこで、明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)を変えて、チカチカがないように整えます。
フルール様の場合は落ち着いたグリーンに鮮やかなピンクを使っています。全くの補色ではありませんが、補色に近い組み合わせです。そでも彩度が高いピンクに対して、彩度を落とした落ち着いたグリーン、明度を落としたグリーンと使い分けているので、嫌な目立ち方を防いでいます。
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
・うさくま堂のサービスはいくら?