名刺の内容が固まったら、次は紙のことを考えよう

自分の活動をシンプルに伝える肩書きを考え、PRポイントもまとまって、プロフィール写真やイラストも用意。

反応のよい名刺ができたら、次は用紙について考えてみましょう。

安価な印刷で用意されるのは…

今やワンコインで100枚の名刺印刷が可能で、さらに納期も早く翌日発送を得意とする印刷通販があるほどです。

メリットは安く手に入れられたり、早く手に入れられること。

しかし、用意される紙はオーソドックスなマット紙かコート紙がほとんどです。マット紙とコート紙の違いが分からない場合は、マット紙を選べば失敗は少ないでしょう。

(チラシだとコート紙のほうが安い場合が多いのですが、名刺だと大概は変わりません)

紙厚は180kgと220kgが多いので、しっかりしたものなら220kgがおすすめです。ただ、たくさん持ち歩きたいのであれば、180kgでもいいかもしれません。

初めて作るのであれば、まずはプリントパック等のワンコイン名刺を試してみるのがいいですね。ワンコインでも、自宅プリントとは比較にならないクオリティです。

その中で、キャッチコピーや肩書きの反応はどうか、渡した相手の様子をチェックしてみましょう。

まずまずの名刺ができたら紙にこだわろう

名刺交換で渡された名刺の中で、印象に残る名刺ってどんなものでしょう?

印象的な内容と合わせて、以外にも紙質が変わるとずいぶん印象が変わるのです。

紙自体が違うものと、表面加工や紙に溶剤をコートしたもの(PP貼り、ニス引きetc)があります。

美容系ならばキラキラした紙やパールの光沢があるもの、天然素材を扱うならばザラザラした手触りのもの、日本の文化に関わるならば和紙等です。

扱う商材が高額であれば、少し厚手にしたり表面加工を行っても、良いかと思います。

また、角を丸く加工したり、部分的に箔押し(金や銀で凸部分がある)や、エンボス(凸凹を押して形を見せる)といった加工もあります。

そして、実際の用紙を予め見ておくことは大切。うさくま堂で作るかたにはサンプルもお見せできますが、大概の印刷会社は無料で用紙と印刷の見本を送ってくれます。

用紙は会社によって若干の差はありますが、1〜2社から請求すればイメージはできますので、取り寄せておいて損はないです。

あくまでも紙や加工は飾りだから…まずやるべきことは中身を整えること!

紙や加工を考えるのはとても楽しいですし、予算さえ都合がつけば大概のことは可能です。

個性的で自己満足度の高い名刺が完成しますが…それだけに自己満足だけで終わってしまったら、制作費用が回収できません。

やはり、紙や加工にこだわる前に、しっかりと中身を整えましょう。

キャッチコピー、肩書き、写真、イラスト…作って終わりではなく、定期的に見直して現状と合っているかをしっかりと見極め、お問い合わせや注文につながる名刺を目指しましょう。

うさくま堂で名刺デザインを頼んだ時は?

名刺はほとんど「アドプリント」にて依頼します。

こちらは、「メール便名刺」というものを利用することで、マットコート(ラミネートあり)という少ししっとりした質感の名刺が570円で印刷できるため、名刺を頼んだ時に印刷に指定がない場合は、こちらを利用します。

ラミネートがあるため、水に強くて破れにくいのも特徴です。

違う紙を使いたい方や短納期を希望される方は、差額をお支払いいただくことで、プランの変更にも対応します。

印刷会社も予算や状況によっては「プリントパック」「名刺良品」を利用することもあります。

また、うさくま堂の現在の名刺は、マット紙の片面にPP貼りという光沢のある仕上がりのものを使っています。