名刺の渡す相手や目的が違えば「見せ方」も変わる事例

何のために名刺を作るのか、目的は何か

それをハッキリさせて作ろうと書き続けていますが、名刺を渡す相手や目的が違えば、見せ方も変わります。

※会社員時代のうさくま堂。これは変わりすぎだろう…とよく言われますorz

名刺を渡す相手は誰なのかを考えてみよう

大概、名刺の目的は「自分は誰なのか」「連絡先」を伝えるツール。だけど「誰か」という要素の捉え方は、名刺を渡す相手によって変わっていきます。

渡す相手が個人事業主またはプライベートなつながりが中心

名前って、なかなか覚えられないですよね?

なので、相手にとって印象を残すためには、自分が何ができるのかを先に印象つけたほうが有利です。特に「あなたのこんな悩みを解決します」名刺を受け取った方にとって、あなたとつながるメリットがわかった方が、記憶に残りやすいはずです。

そのため、活動を表すキャッチコピーが大切。長い文章では読んでもらえないので、ぱっと見て何をしているかがわかると好ましいのです。

先日、事例で紹介した例では「フラワーアレンジメント・生徒さんの美しい作品を通じて想いを伝える名刺」西野カエコ様の名刺が該当します。

フラワーアレンジメントを通じて「どんな想いになれるのか」つまり名刺を渡す相手へのメリットを、これまでのお客様からの感想を元に、伝わる名刺にしています。

作品も、本人制作はプロフィール写真と一緒に載せていますが、実際に生徒さんが作ったものをメインに掲載。

チラシとは異なりこちらは名刺ですから、すぐに問い合わせに繋がることは目的にしていません。ですが、クリスマスやお正月、バレンタインギフト、卒業や入学…と行事の中で「ちょっとお花があるといいな」から、西野様を連想することにつながればいいなぁ…と思っています。

クライアントや渡す相手が法人・企業・既存取引先が中心

すでにお仕事として軌道に乗っていたり、取引先も近接業種だったり法人が中心であれば、自分の活動や想いをしっかり伝えるより先に、「名前や屋号」「連絡先」が明確であったほうが、連絡をもらいやすいものです。

少々専門的な用語であっても説明なしに伝わるでしょうし、一般的に聞き馴染みのない資格であっても同業や近接業種であれば、信頼感を与えることになります。

先日、事例として紹介したものでは「建築設計・法人のお客様との取引が中心だが仕事内容はわかりやすく伝わる名刺」藤﨑香奈子様の名刺が当てはまります。

おもて面はシンプルかつグラフィカルに「名前」「屋号」を中心に、資格と連絡先を配置。裏面では藤﨑様の個性がわかるよう、仕事の実績が伝わるものや、具体的な金額の一部を記載しています。

内容をきちんと整理してメリハリをつけることで、法人取引先からの信頼をあたえながらも、個人クライアントさんに渡す場合であっても、お仕事の詳細はわからなくても概要は伝わるのではないでしょうか。

フリーランスで活動しても渡す相手で名刺も変わる!

西野様も藤﨑様もフリーランスで活躍しています。しかも、室内を飾るフラワーアレンジメントと、住宅の外観やお庭の植栽と、いづれも住環境に密接したものです。

とはいえ、個人に対してのアプローチと法人の取引先とでは、名刺でのアプローチは真逆です。

フラワーアレンジメントの教室であれば、個人名と連絡先では「どんな教室か?」がわからないので、あとから問い合わせ…とはいきません。

反対に、法人の取引先で同様のお仕事になる方に、想いや仕事の内容を詳しく名刺で語っても、それが誰なのかがわからないと問い合わせには繋がりにくいでしょう。

名刺は自分と相手をつなぐ入り口ですから、そこから先のコミュニケーションとしてSNSやブログ発信、必要があればリーフレットや小冊子(セルフマガジン)へとつながればよいかと思います。

 

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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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