たった1mmのスペースを整えるだけでプロっぽいレイアウトになる話

デザイナーとしてお金をもらえるかどうかの違いは、1mmのスペースを調整するかしないか…じゃないだろうか。

※狭いところの調整が大切です

誰でもデザイナーになれる時代

MacやDTPの仕組みが広がり、特に資格のいらないデザインの仕事は、だれもができる時代です。感性とかセンスとかはほとんど関係なく、MacなりWindowsなりDTPソフトが使えたら…いやoffice系のソフトだっていいかもしれない。

私自身は桑沢デザイン研究所卒業ですが、ここで学んだのはインテリアデザインであって、グラフィックや広告に関する授業は受けていません。

ただ、図面上で部屋の間取りが1mmズレたら、実際の部屋は10cmズレます。そんなことをやっていたので、細かいところもきちんと扱うよう心がけています。

デザイナーとしてお金をもらって仕事として成り立つためには、たった1mmの違いもごまかさないでレイアウトできるか…でしょうか。

たかが1mmされど1mm

うさくま堂のプロフィールを例にします。

気にならない人は気にならないのですが…外側にある枠の中央に内容が入っていません。左上に偏っています。アイコンや検索窓の文字も上だったり下だったりしています。

これを中央に置くだけで、きちんと見えます。

どうやって直すのか

左右の空きを揃えて、天地も同じ空きにします。

1-左右の空きを揃える

Illustratorの機能を使い左右の空き具合を揃えます。

この機能はWordやPowerPointにもあります。グループ化した中身と枠が中心で揃うようにすると、左右が均等に空きますね。

たったこれだけ!

2-左右と同じ空きで天地も空けよう

赤い外側の枠を90度回転し、どれだけ空きがズレているのかを見てみましょう。

先に上の空きを赤い帯に合うように下へずらします。

3-下の空きを揃えよう

今度は下の空きがさらになくなったので、枠を赤い帯に合わせて広げます。

これで揃いました。

もし、外側の枠は大きさを変えられない場合は、左右を揃えた時と同じように天地が中央で揃うようにしましょう。

アイコンや検索窓は手で目見当ですが調整しています。

これで完成。

デザイナーにとっての「神は細部に宿る」

実際の長さにして1mm程度。たったこれだけの作業ですが、気にならない人も実はいるかもしれません。が、やはり全体の仕上がりを考えたら、このような細部をきちんと整えることができる・できないで、デザイナーとしてお金をもらえるかどうかの差に繋がっています。

まあ…大体きれいだったらOKではありますが、なぜデザイナーに仕事を依頼するかを考えた時、その「大体」さえも面倒で綺麗に整わないからデザイナーに依頼があると思っています。

もちろん、officeだとなかなかうまくいかないこともあるし、ルーズに扱っていい部分もあるけど、自分で何かを作る時、きれいに揃えたいところはきちんと押さるだけで、書類だって完成度が変わります。

逆に、ここをきちんとできないデザイナーは、仕事を見直した方がいいですね。

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