デザインの細部を整える具体例:メリハリの付け方
基本的なレイアウトのあり方は、過去いくつかブログの記事にしてきました。
それを踏まえた上でどうやって細部を整えているのかを、具体的にお伝えします。
※前衛的アートのどこかにも、細部はこだわっていると信じています(息子5歳作品)
まずはきちんと余白を整えていることを前提として…
実際に制作したリーフレットから。
前後・左右のアキを整えることは「たった1mmのスペースを整えるだけでプロっぽいレイアウトになる話」に詳しく書きましたが、些細なところをたった1mmでも揃えるだけで、きちんとした印象になります。
そこを抑えて、文字のメリハリをつけています。
※このあと最終稿で修正が入り、藤岡直売の営業時間は9時からです!
この場合だと、まず最初に見せるものは「直販のご案内」。これが見出しとして大きな文字で表現されています。
次に、直販する場所が2箇所あるので、その2箇所ごとに別れていることが明確なデザイン…ここでは色帯を使っています。文字も白抜きで目立っているから、どちらが川越でどちらが藤岡の情報であるかが明確です。
そして、伝えたい情報として「開催日」。ここは赤で目立たせています。
以下、具体的な時間と場所の説明と続いています。
さらに細かいところをわかりやすくするために
これで十分わかりやすく整ってはいるかと思いますが、細かいところで見せたいところをより分かりやすく伝える工夫をします。
場所について。
開催時間や住所に比べると文字も大きく太いのですが、「場所」という項目と実際の名称が同じ文字の大きさ・太さで、「:」で区切ってあるだけなので、ぱっと見で分かりにくかったのです。1行も長くなりますからね。
そのため、項目の部分だけは文字をアイコン化して、グレイの長丸に白抜きとしました。
ほんのちょっとだけメリハリをつけることで、最初の状態よりも一層見やすくなっている筈です。
少しでも相手に「伝わる」を考え抜くこと
派手な装飾やイラストでインパクトを与えることも、アイキャッチとして重要なこととは思います。
が、今回の例では、ものすごく細かくて、特にどっちでもいいようなところ。実際にお客様からも指摘はされていませんでした。
しかし、このリーフレットを見た方が、少しでも「直販」に持って欲しいのです。その方が「どこで開催されるか」を知り、足を運んで欲しいくて、それが少しでも分かりやすく見やすくなるための手段は、入稿ギリギリまで考え抜いています。
おまけ:
直販は、お米農家「まごころ村」長谷川真也さんです。
埼玉県川越市では第2土日、群馬県藤岡市では第4土日に、完全無農薬・無肥料のお米のほか、とれたての野菜も販売しています。お近くの方やドライブついでに、ぜひお立ち寄りください!
まごころ村:https://www.magokoro3580.com/
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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