成功する名刺デザインのために個人事業主は住所を入れるか入れないか
個人事業主の方からの名刺制作依頼で、よく相談されるのが「住所は入れるか、入れないか」
事務所を借りていたりお店をされていたら「入れる」が正解ですが、自宅を拠点としていると抵抗がありますよね。
名刺を作る目的を思い出そう
「名刺の内容を考える時に意識したい3つのこと」という記事に詳細は書きましたが、何のために誰のために名刺を作り、それによって自分はどうなりたいのか、相手にはどうして欲しいのか…を明確にしましょう。
渡す相手は誰なのでしょうか。
プライベートでのつきあいや、個人のお客様に対して渡すのであれば、無理に住所を入れる必要はないかと思います。もちろん入れたいのであれば、入れるに越したことはありませんが。プライベートな名刺には入れるけど、お客様になりうる不特定の個人に渡すの名刺は入れないと、使い分けてもいいかもしれません。
対して、個人事業主として法人のお客様と取引をしたい場合、住所は入れた方がいいでしょう。
B to C、あるいはプライベートの場合は任意で必要な情報を
仕事でもプライベートでも、個人に対して渡す名刺であれば、住所は入れる必要はありません。電話連絡を希望しない場合は、携帯電話の番号さえも不要です。
場合によってはメールアドレス等もなく、あるのはSNSのアカウントとブログのURLだけ…なんて方もいらっしゃいます。
自分の都合で、だけど相手が連絡を取りやすいと思われるものを、わかりやすく入れておいたら有効です。
ただし、自宅サロンとして来ていただく場合、自宅住所がないのは不親切。以下に続く「B to B でビジネスとして、または法人企業からの仕事獲得」を参考にしてください。
B to B でビジネスとして、または法人企業からの仕事獲得
あくまでも仕事として、個人ではなく法人と仕事をしたい
そんな時は、住所があるほうが好ましいでしょう。相手は法人でいろいろな情報が出ていたり、個人のお客様情報を聞いたりすることがある中で、自分の情報を開示しないのであっては信頼感は下がってしまうの可能性があります。
うさくま堂がかつて、デザイン制作会社にいた頃の話です。
もう10年以上前ですが、その頃から制作に関わる仕事をしているフリーランサー(デザイナー、ライター、カメラマン、スタイリスト、撮影ヘアメイクetc…)は、自宅を拠点にしていても住所を明記した名刺が大半でした。
制作会社は10人もいない小さな会社でしが、制作1本1000万円以上の仕事はザラでした。それが何本も動いています。
外部スタッフも多くいますから、当然住所等の身元もしっかりと把握。でないと大事な仕事を任せられません。自分の保身のために住所は教えられないのは困ります。
もちろん契約に際して、名刺以外の方法での住所確認と契約書作成で、名刺がなくても問題ないことあります。絶対に入れるべき!とまでは思いませんが、できるだけ前向きに公表できたらベターです。
制作の依頼ではなくても、30分のデザイン・ビジネス相談は初回無料で行なっております。お気軽にご連絡くださいませ。