ビジネスの原理原則に則った絵本「からすのパンやさん」
うさくま堂が子どもの頃からある絵本『からすのパンやさん』(かこさとし著)
今なお続く「商売の原理原則」の話だなぁ…としみじみ。
※効果のある手法は、何十年も前から続けられるものです
からすのパンやさん…ってそもそも何?
うさくま世代であれば、幼稚園や保育園、小学校の図書館で見たことありませんか?
そして今〜数年前くらいまでは、自分の子どもに読み聞かせてはいませんか?
売れないパン屋「からすのパンやさん」の子どもたちは、失敗したパンをおやつに食べています。それをお友達に分けてあげたら大喜びで、今度買いに行くよ!ってところから、村で大人気のパン屋さんになるお話。
たくさんのからすのイラストや、パンのイラストがとても可愛らしい上、それぞれの表情がとてもゆたかで、大人になってから見ても楽しいものです。
ビジネスの典型を行く「からすのパンやさん」
商品の良さを知ってもらうための無料サンプリング
まずは無料お試し、試食ですね。あるいはモニター。
失敗作のおやつであれ、それがどんなパンであるかは、食べてもらってこそわかるものです。
子ども達はお店のパンをおやつに食べていましたが、それをお友達に分けてあげることで「うちのパンは美味しい」を知ってもらいます。
パンとターゲットの相性
パンを実際に買うお金を持っているのは「親」ですが、子どもが喜ぶなら…と財布の紐も緩むものです。
パンは菓子類よりも大人も食べますからね。
子どもからお年寄りまで幅広いターゲットがいる中で、特に子どもが喜びそうです。そんな子どもが楽しめそうなパンをたくさん作ったのもポイントでしょう。
お客様からの要望をしっかりと聞き入れる
最初にパンを買いに来てくれたお客様の声を、しっかりと聞き入れ次に生かしています。
「お店をもっときれいに」「パンの種類がもっとほしい」
まずはお店を綺麗にして、みんなで種類豊富な楽しいパンを作るのです。
ここでもし、自分の「こだわり」を優先させていたら、お客様は次も来るのでしょうか?
集客に悩んでいるなら読んでみよう
集客に困っている、どんな商品やサービスを展開したらよいのかわからない…
この絵本は、そんな方へのヒントになっています。
なんせ45年前に初版のベストセラー絵本です。図書館に大概置いてあると思います。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
・うさくま堂のサービスはいくら?