人物撮影の超基本!串刺し・首切り・目指しは絶対NG

人物撮影の超基本です。

人物撮影NGとされている「串刺し」「首切り」「目刺し」ですが、名刺や冊子制作の時にいただくプロフィール写真で、未だ多く見られます。

※写真って楽しいけど難しいし奥深いよねー

「串刺し」「首切り」「目刺し」って何?

縁起が悪いのもありますが、見ていて気持ちのいいものではない構図である「串刺し」「首切り」「目刺し」とは、一体どんなものでしょうか。

串刺し

頭のてっぺんに何かが刺さって見える構図を言います。

写真では、クマの背後にある赤い背表紙の本。これがクマの頭にまっすぐ刺さっているように見えます。あるいは、何かが生えているように見えるかもしれません。

首切り

首の位置で真横に横切るものが、背景に写っている写真です。

ちょうどクマの首の位置にある洗濯ハンガーのパイプは、首を貫通しているかの如く写り込んでいます。

目刺し

首の位置ではなく、目の位置に横切っているものが背景にある写真です。

この写真ではわかりにくいかもしれませんが、目から何かが飛び出ているような印象と与えます。あるいは、貫通しているように見えることもあるでしょう。

どこまでが許容範囲で、どうなるとNGなのか

これはもう、その写真を利用する人によるとしか言えませんが…写真として、きちんと情報が整理されて写っており、写真の利用者が納得できるものであれば、それが許容範囲でしょう。

もし、被写体と背景に距離があり、そこそこ背景がボケてピンがあっていないなら、あまり神経質になることはありません。一枚の絵として見た時に、それで雰囲気があって良いならば、そちらを優先して写真を選んでください。

ただし、ピンが全体的にあっていたり、串刺しや首切りになるような背景が煩雑さを増長させているならば、その写真はふさわしくないでしょう。

そうならないために・そうなった時は

プロフィール写真やポートレートをカメラマンに依頼する際、複数の種類を撮ってもらったうちに、何枚かをセレクトして送るのが常かと思います。

その際、串刺し・首切りの写真は選ばないよう、しっかりと見極める目を持ってください。また、プロのカメラマンとしてお金をもらって撮影してる方は、基本中の基本とも言えるミスをしないよう心がけて、被写体に集中して撮影してください。

どうしても…な時は、切り抜き画像として扱ったり、背景をうまくぼかしたり、可能性はいろいろです。

ですから諦める必要もないのですが、やはりプロに撮ってもらうならば、撮り直してもらうくらいの気持ちで、撮影に挑んでほしいものです。



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