社会貢献を事業にしている会社のブラックな記録
「わたしたちは世の中に対してイイ事してるんです」
これが全面アピールされる会社組織に、無条件に拒否反応を示すようになりました。
社会貢献を全面に出されてしまうと…
「社会のためにやってる仕事だけど、継続のために報酬は出す」「その代わり成果報酬だから成果を上げなければ報酬はないのがアタリマエ」に洗脳されてしまいました。
今だからこそ変だと言えるけど、その中にいた時は言えなかったし、リベートの達人・社長の弁にまんまと丸め込まれ、納得してしまう弱い自分がいました。
約2年、妊娠中〜出産・授乳期と社会から離れていたせいか、「私は社会の役に立っていない」という思い込みが強かったのです。リモートワークでガッチリ縛られ思考が停止し、結局は社会と隔離されていたのです。だから、自分の仕事の価値を自分で下げて、自己評価が必要以上に下がってしまった。
そうならないために、面談での人事評価はめちゃめちゃ高くモチベーションは落とさないようにして、それでもまだ課題を与えて報酬は与えない。「ゆかさんのデザインはすごい」と持ち上げられても、成果はないからお金は払わない。
きちんとやっても社会貢献はできていない…ならば辞めちゃえば?って発想は、家族や他の友人の協力がないと持てません。
自治体もそれを認めている?
その会社がある街から「子育てと仕事が両立しやすい企業」としての認定を受けていると、ますます私がダメなんだと思い込んでしまいます。
その事業が有名ビジネス誌のトップに掲載されたり、高視聴率を誇る社会性が強いテレビ番組に取材されたり、有名メディアが味方をすると、どんどんやはり私が…となってしまいます。
だが、本当に自治体やメディアは実情を知っているのか?そんな発想には至りませんでした。
経営陣含めて、私がいた頃のスタッフは殆ど退職です。
散々取り上げたマスコミや自治体に対して、確認したいところです。
とはいえ、自治体が表彰したりメディアが紹介したりするくらいだから、「きっと私の考えが間違っている」「私の能力がまだたりないんだ」と自分を追い込み、家族をないがしろにして仕事とは名ばかりの業務をこなし、これまで培ってきたデザインスキルをタダ同然で提供する…そんな今思えば恐ろしいことができたのでしょう。
思い込みと洗脳から抜け出すには
そうなるともう、宗教ではなくビジネスではありますが、完全に会社に洗脳され社畜となってしまいます。
電通の過労死問題や、秋山木工の丁稚奉公の賛否にも通じるものがあります。
命を落とさずにそこから抜け出すためには、何と言っても周りの呼びかけが大切です。頭ごなしに否定するのではなく、「本当に求めている生き方は何か」を一緒に探すことができたら、それ以外のことなんてちっぽけなもの。仕事は大切で与えられた環境で成し遂げることも重要ですが、それによって自己を失ってしまっては本末転倒。
それに気がつくことができたら、社会貢献なり良いことなりしている組織であっても、自分と合わないと感じているなら別れることが正解です。
またそんな会社や組織ほど、泣き落とで情に訴えたり、とことんけなしたり脅したりして、手段を選ばずに引き止めにかかるでしょう。
その時は、逃げるのが正解であること、逃げた先にには広い世界があり無数の道が選べることを、きちんと知っておくべきです。
本来であれば、学生の間に就職とかいい会社とかではなく、どう生きたいかをしっかりと学べたら良いのですが、どうしても高校までは偏差値ばかりに縛られ、大学では大手への就職と、目先のことばかり目標にしがちです。
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
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