リーフレットのデザインで考えるブランディング事例とは
最近デザインしたリーフレットでは、ブランディング・ポジショニングといったところを探りながら作成しました。
会社として何を目指しているか、その先には「お客様の悩みをどうやって解決するのか」が、必ず出てきます。その1点に尽きると言っても過言ではないくらい。
ブランディングについて、リーフレットのデザイン事例に沿って考えてみます。
誰のための、何のためのビジネスか
起業をした理由…それは人により様々で、その仕事にまい進すべく高い志を持って起業する人もいるでしょうが、雇用先の倒産や解雇、なんらかの形で会社を辞めた方も多いでしょう。私も結婚・妊娠で退職し、年齢も過ぎて引っ越しも多く再雇用されることが難しいから、フリーランスの道を選びました。
これは、あくまでも「起業」した理由。
その仕事の軸となるものは、相手があってのこと。
うさくま堂の場合は…「お客様が想っていることを引き出し、広告というカタチに作り上げること」「表面的なデザインだけではなく、ビジネスの根本を共に考えるパートナーを目指すこと」この2点を大切に、デザインの仕事に取り組んでいます。
だから、たとえば「名刺を作りたいがうまくカタチにできない」「チラシを作りたいがうまく集客につながらない」といった悩みを共に考えます。「相手に好印象を与える名刺」「手に取ってみてもらい問い合わせにつながるチラシ」これをデザインで解決のヒントを提案することです。
自分の理由の裏には、必ずどこか「お客様の◯◯を解消したい」が見えてくるのです。
アパレルメーカー立ち上げの事例
制作実績「アパレル・上品な普段着に合うシンプルなデザインのリーフレット」でご紹介しました、TSURUYA CREATION 様のリーフレットのデザインでは、単に素材をもらっていい感じに仕上げるだけではなく、「なぜこの会社を立ち上げたのか」「なぜこのブランドを立ち上げたのか」を具体的に共に考え、カタチにしていきました。
まだ立ち上げて間もない会社とブランド。
もちろん、代表の丸鶴様には「これまでの実績」「やりたいこと」「目指すもの」があります。それらを全て聞き出し、言葉をまとめて文章に起こし、写真やビジュアルと組み合わせて、簡単な「会社案内パンフレット」に仕上げたのです。
丸鶴様自身のパタンナーの経験の中から湧き出た「想い」は、お客様の悩みをどう解決するのか、その1点に向かう会社の「プロフィール」を作成。
その想いを具体的にどうやって「アパレル」に落とし込んだのか、着るとどうなるのかが伝わる「ブランドコンセプト」を作成。
シンプルで洗練されたデザインと肩の凝らない着心地、上質だけどお求めやすい価格の実現と、着る人の気持ちを第一に考える会社のミッションが明確になりました。それを具体的にはCRANE CLOSET」というブランドにおいて、「日常が少しだけランクアップするような普段着」という着地点を見つけたのです。
実際には、2016年11月7日〜9日に東京ビックサイトで開催される「ファッションワールド東京」へ出展、こちらへの来場者に丸鶴様の想いが伝わることを目指しています。
また、小売店向け販売サイト「スーパーデリバリー」や、個人を対象にした「楽天市場」で購入された方に同梱することで、想いを伝えたい。
何もなければ何も伝わらないですからね。
ブランディングに迷った時は…
漠然とした想いや、これまでと想いや方針に変化が出てきた時は、これまで使っていた名刺やリーフレット・パンフレットのような会社案内、ホームページやブログに掲載しているプロフィールを、徹底的に見直すことが大切です。
具体的に「自分を伝える宣伝ツール」を見直すことで、今の自分の想いやお客様へのサービスが見直され、ビジネスにおいての筋道が明確になります。
ミッションやビジョンを漠然と考えると難しいのですが。具体的に「自分は何ができるか」「それは誰の何を解決するのか」を探り、実際に使っている宣伝ツールに落とし込めば、見えてくるのです。
「女性起業家はFacebookでどうブランディングすべきか」では、日々のFacebookでの投稿に関しての話で、それは主観に添ったもの。それらをまとめて、今度は客観的にどうありたいか・お客様に何ができるのかを見つめ直していきましょう。
過去の記事「自己紹介苦手な人必見!成功する名刺デザインへ見直す4つのコツ」や「カモられたくないならプロフィールと名刺の見直しを」でも少し違う視点で詳しく書きましたので、ぜひご覧ください。
あなたの想いを伝え、お問い合わせにつなげます
自己紹介が苦手な方にオススメの名刺や会社案内です
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・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
・うさくま堂のサービスはいくら?