料金設定を意識して無料やボランティアをやめる意味

フリーランスで仕事をされる方が迷ってしまう「料金設定」

その仕事を時給換算した時のコストと、他者(他社)との相場を考えて決めると、スムーズに誰もが納得できる金額になるのではないでしょうか。

52967_809914976_181large

デザインはもっと安くできるのか?

うさくま堂より安いところはたくさんあります。

たとえば、クラウドでデザインを募集したり、格安と謳っている事務所等、ネットで検索したらそれこそごまんと出てきます。

その金額設定に合わせて仕事をすることも当初は考えていました。

しかし、その場合はあり合わせのデザインを当てはめるパターンでないと、時間とコストが見合いません。そのお客様が求めるものを聞き取り、一緒に構成を考えいくつものアイデアを提案したりするのは難しくなります。

もちろん、テンプレートをうまく用いて形を整えることを求める方もいらっしゃいますし、それもひとつの手かと思います。だから当初はテンプレート名刺も用意していた時期もありました。

ただ、私に依頼をする方は、圧倒的にオリジナルなデザインを求めていらっしゃり、価格を抑えたテンプレートを希望される方は殆どいらっしゃらなかったのです。

だから、しっかりとお客様の事業に向き合い、単なる外注デザイナーではなくビジネスパートナーを目指そうと思ったのです。

その場合、クラウドファウンディングや格安テンプレートのデザインと、同じ価格で受注してしまうと時給換算が最低時給以下の赤字となってしまうのです。

もっと価格を上げてしまったら…

昨年は転居に伴い活動エリアが変わってしまい、新たな営業を行うも仕事が途切れた時もありました。

それなら、価格をもっと上げるのもひとつの考えです。とはいえ、それで依頼したいと思われるのでしょうか?

私と同様にフリーランスでデザインの仕事をしている方で、私の1.5倍〜2倍以上の値段を提示している方もいます。一時期オリンピックのエンブレム問題で賑わせた、あのデザイナーに名刺をデザインしてもらうと80,000円!うさくま堂の4倍ですね(笑)

そこまで出してくださる方がいたらありがたい反面、私が制作にかける時間と経験値・時給換算の想定で、いまの価格に落ち着いています。そもそも、私に8万出して名刺デザイン…さすがにいないですよ。

当然相場はありますし私の経験値もあがりますので、今後また若干の変更はあり得ますが、この金額で「等価交換」として成り立ってると思います。

値引きや無料のワナ

割引等は行っておらず必要に応じてモニターは個々に募集、制作に関して予算が合わない場合は、いくつかの条件ですり合わせの上で調整いたします。

たとえば、どうしてもチラシをこの金額で…ということならば、前回から流用してさらに安く行うとか、サイズを変更したり構成案を調整したりしながら、予算に合わせつつ私も赤字にならない制作をご提案いたします。

うさくま堂も立ち上げ当初は、いまよりももっと安く請け負っていました。場合によっては無料で印刷まで行い、モニターをお願いしたこともありました。

しかし、無料や割引価格で行ったお客様からのリピートはありません。モニターをお願いしたにも関わらず、好意的な感想をいただけず、とても掲載できるものではありませんでした。

逆に、お互いが納得いく金額でのお仕事に対しては、モニターをお願いぜずとも大変好評で反応もよく、私もきちんと報酬を受け取ることができました。

業務請負で月収2万から学んだこと

うさくま堂も安い金額で出していたことはあったけど、いちばん痛い思いをしたのは業務請負の頃です。

週10時間程度との条件が遵守されていれば月額2万も納得ですが、週40時間でたっぷりフルタイム同然でありながら、月額3万とか5万とかで縛られていたことが1年ほどありました。

半ば宗教的に洗脳されていたのかもしれません。私は逃げ出せずに、自分のスキルをタダ同然て提供していたのです。

でも、その経験があったからこそ自分ができることとお客様から求められていることを見つめ直し、適正な価格をしっかりと考え提示できました。合わない場合はお断りすることもできました。

ビジネスは等価交換であることをしっかりと認識し、決めた金額ではありますが、それ以上の効果が出せるよう、全力で取り組んでいます。

デザインの本質からビジネスを考える宣伝ツールを作成いたします

集客や売上にお悩みはありませんか?

宣伝ツールの目的を見直しビジネスを掘り下げながらも、「かわいい」「美味しそう」「リーズナブル」…目的に合ったテイストのデザインをご提案します。

まずはお気軽にご相談ください!

・この記事を書いた竹村由佳ってどんな人?
・うさくま堂のサービスはいくら?