看板が伝えるべきたったひとつのコツとデザイン

看板の目的はいくつかあるのですが、伝えるべきことはただひとつ

「何をやっているお店なのか」

 

グリコやメグミルクが許されること

プレビュー画面にある道頓堀の看板って賑やかですね。これは、お店がココにあることを示してはおらず、広告として出されたものです。

ですから、商品や会社のロゴマークがあります。

これと同様に、一般的なお店や会社がロゴや社名・商品名を全面に出しても、誰も見向きしません。大企業で圧倒的に認知されているからこそ、雪の結晶マークを見て「雪印」と認識したり、グリコのランナーを見て「キャラメル」を連想できるのです。

 

だけど屋号は出さないと伝わらないのでは…

屋号を出さないと存在って伝わらないですが、表札にしっかり書いてあれば郵便物は届きます。看板が案内表示としての役割を果たすために、一応入れてある程度でよいのです。

たとえば、「lumtère(ルミエール)」という屋号のお店があったとします。lumtèreとは、フランス語で「光」を意味します。

光を意味するからといって、照明を扱うとは限りません。

ネイルサロンかもしれないし、美容院かもしれない。もしかしたらカフェや飲食店なのかもしれません。実際Google検索すると、いろいろなお店が出てきます。

屋号ばかりが目立って「何をしているのか」がわからないと、ネイルサロンなのにお茶したい人が来たり、ネイルを整えたい人が他のお店に行ってしまいます。

 

何をやっているのかを伝えるほか、特徴を伝えると無敵になる

さらに、どんなことに力を入れているのか…競合との優位点が伝わると、そのサービスを本当に求めている人の心に刺さります。

ネイルサロンでも、特にハンドケアに力を入れているとか。ネイルは普段しなくても、肌荒れが気になる人に伝わるかもしれません。

ネイルサロンでも、価格をうんと安くしているとか。お手軽価格でリピートしたい人や試したい人には、気になるお店になるでしょう。

ネイルサロンでも、早朝営業をウリにしているとか。OLさんが出勤前にきれいにしたいとか、日中のデート前に塗り直したいとか、需要が伝わります。

 

チラシのデザインにも通じることですが、「何をやっているのか」を明確に伝え、しかも特異性があるならばそれを打ち出すことで、必要とされ心に残るお店となるのです。

 

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