やりたいことや仕事をするのに資格は必要か

必要なものもあれば必要ないものもあります。

デザイナーやカメラマン等はいりませんが、医師や薬剤師は絶対必要です。趣味に近いところだと、自分の車やバイクの整備は自分で行えますが、他人の車両に対して整備する場合は整備士の資格が入ります。

そもそも資格って必要なのか

必要なものや取りたいと思ったもの、興味や関心があるものはどんどん取得すればいいですし、必要ないと思うのであれば無理して取らなくてもよいかと思ってます。

私は「運転免許証」さえあれば他はいらないですが、夫はあらゆる資格を持っています。

資格不要派の私の場合

どうしても法律で必要とされているもの…たとえば車やバイクの運転がしたいので、自動二輪や普通自動車の免許を持っています。でも、バスやタクシー、トラックを運転する必要はないので、2種や大型・大特は不要です。

デザイナーは資格不要ですが、15年ほど前の職場で「DTPエキスパート認証試験」というものを取得しました。

たしかに試験を通して印刷技術を広く学ぶ機会になりました。だけど、これを持っていたからと言って、仕事上のメリットは皆無。履歴書に書いても、会社によっては「そんなことよりデザインセンスが…」という声もありました。

(まあ…デザイナーだからデザインセンスだけって言うのは、それこそセンスがないんだが)

更新試験は2年おき、もっとも忙しい確定申告の時期にあります。費用は7,000円だか10,000円だか忘れましたが、そこまで払って忙しい中で苦労する必要を感じず、更新を取りやめました。

趣味の資格に関しても、その趣味を広く浅く満喫することはあっても、深く学んで資格取得はせずにいます。

資格を多数持つ夫の場合

何か気になることを突き詰めた結果、資格が多くなったそうです。

車やバイクの運転が好きで、普通免許では飽き足らず、1種なら何でも乗れる状態にしたようです。自動車関連の仕事をしていることもあり、危険物取扱も持っているとか。

また、怪我による長期間自宅療養が必要だった時期があったそうで、その間をボーッと過ごすより何か資格を…と思い取得したものには漢字検定から日商簿記2級まで。

簿記2級はすごいけど、全く役にたっていません(笑)

ですが、長期間の自宅療養が、彼の人生における無駄な時間にならず、学びを得たことは大きいはずです。なにより、いづれは「うさくま堂デザイン・経理担当」に就任してもらおうかと企んでいます。

その他、私が把握していないだけで多々あるようですが、いづれも資格取得をひとつの目標として、学びを楽しんでいたようです。

どちらがいいとは言えないが、こんな場合は要注意

資格をほとんど持たないのも、たくさん持つのも、本人が好きで選んでいることであれば、どちらでも良いでしょう。

ただ、資格を持つ場合でも持たない場合でも、こんな場合は考えを改めたほうがよい場合があります。

本来必須である資格を持たずに人からお金をもらう行為

資格がないとできないことは多々あります。

本当に知らずに親切でやったことから、起業して仕事として請負いながらも事業に必要なルールを無視している場合まで。

例えば、カリスマ美容師として人気ある方が、実は美容師免許持っていなかった…なんて話がニュースになったことがありましたね。

また、友達のバイクを一緒に整備※してあげたので、必要経費のほか整備代金にあたる謝礼を受け取った…なんてことも、親切のつもりであれ、本来は法律に反することなのです。
※正確には整備箇所により資格が異なります(オイル交換はOKだけど、ブレーキキャリパー分解はNG等)。本題から外れるため詳細は各自でお調べください。

趣味としてのレベルであればお金をもらってはいけないですし、それを事業として行うのであれば、最低限のルールは守るべきでしょう。そのために資格が必要であれば、まずは取得をするべきです。

仕事のために取得した資格だが取得にかかった費用が回収できない

資格を取得するといっても、そこには勉強するためのお金や時間が多々かかっています。

それが仕事に活かせると言って、たくさん勉強して取得するのはよいのですが、それが仕事に役立たせる場合は、その費用をきちんと回収できているのでしょうか。

たとえば、その資格が増えることでメニュー料金を値上げできるとか、その値上げに対してもお客様に納得してもらえるとか。お客様に求められている…に直結しないと、仕事に役立っているとは言えません。

幅広くいろいろな資格に挑戦すること自体は悪くないのですが、その費用を回収できない資格なら、純粋に自分のレベルアップに時間や費用を費やしたほうが効果はあるでしょう。


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