イベントチラシのデザインで考えたいこと

「いつ」「どこで」「どんなイベントか」をパッと見て伝わるようにし、ビジュアルを最大限に生かすレイアウトを考えましょう。

先日納品を終えた、奄海るか様のイベントチラシを例に考えました。

※読めばわかる…では読まないので伝わりません!

いつ、どこで、何を?

それがどんなに素晴らしいイベントであっても、「いつ」「どこで」「何を」がわからないと、それが自分に関係することなのかどうかがわかりません。

このチラシの場合は…

  • いつ:2018年1月29日、31日
  • どこで:新大阪と東京の水道橋で

ここで悩むことが…「何を」。ストレートに言ってしまえば「ミディアムシッティング」なのですが、それって何だかわかりませんよね。ここで、支給原稿を読み込むと「公開で行うミディアムシップリーディング」のこと。

余計にわかりません!

そのあと、わかりやすい説明が続くのですが、多分最初から読む人はいません。一言で言ってしまうと「亡くなった方の言葉を、当日に奄海さんが拾い上げて、会場にいる方に伝える。会場の誰の霊なのかは当日にならないとわからない」というものです。

亡くなった方=故人を意味する言葉がダイレクトに入ってしまうのはマイナスイメージにもつながるので、「天国からの言葉」と置き換え、キャッチコピーとしました。

詳しいことは端折りながらも「何かスピリチュアルなことなんだな」というのが伝わりやすいでしょう。

主に、奄海様の知り合いが別の友人に配ることが想定されますが、単に「ミディアムシッティング」と大きく入れるより、イメージしやすくなっています。

多くの情報をどう整理するか

黒バックのインパクトある写真を生かしながら、たくさんある情報をどうやってまとめるか…。

表裏使えるとメリハリのつきやすいデザインになりますが、今回は片面のみの印刷です。

そこで「2つ折、または3つ折にしたときに、ビジュアルインパクトを与える構成」を考えました。

どこかに設置したり掲示するよりも、奄海様の知り合いから手渡しで配布されることが多いため、折ったほうが扱いやすいと想定します。その時にインパクトがあるよう、まずは写真の位置とメインのコピーをレイアウトしました。

※折る前の状態では雑多な印象ですが、折ると写真とキーワードの迫力が増します!

「ミディアムシッティング」の詳しい説明、会場や日時の詳細、申し込み方法、奄海様のプロフィールと事務所の所在地等、目立たなくてもよいが情報としては入れたいものを、整理してまとめました。

また、折った状態で迫力ある写真が生きて、キーワードも効いてきます。

そして、日時と開催場所も一目でわかるため、ここで「行ける」「行けない」がすぐに判断できるのです。

イベント集客には早めの準備を

イベント集客のために…どんなにチラシのデザインを考えても、そのイベント自体に魅力がなくては集まらないのはもちろんですが、魅力的なイベントであっても準備が後手に回ってしまっては、興味をもった方でも先約をいれてしまいます。

こちらのイベントは2018年1月下旬のもの。

ですが、奄海様からの依頼(打診)は10月にはあり、11月には着手。11月中には印刷物として納品しました。チケット販売開始は12月1日からですので、その前にはすでにチラシは完成しています。

これまでの奄海様の講座やワークショップは、応募と共に満席となる人気ぶり。こちらもチラシは不要ではないか…と思いますが、各会場100名です。丁寧な告知で、満席も早いと思われます。

これも、日頃のネットでの発信と、それに頼らないツールの活用によるものかと思います。


関連記事:
・うさくま堂の制作事例「サイキックミディアム・大阪と東京で開催されるスピリチュアルイベント告知チラシ
・奄海るか様公式ブログ「【1/29大阪・1/31東京】公開ミディアムシッティング(公開霊視) チケット販売中!
・ライター鯰美紀氏:http://namazumiki.com/
・フォトグラファー町野健氏:https://ameblo.jp/healing-photographer/

 

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