チラシやセルフマガジンを作る時、最初につまずかないために行うこと

一度原寸で手描きのイメージを作ってみましょう。

※実際の仕事風景。アイデアを出しながら原寸の用紙に描いてみます。カフェの小冊子なのでコメダ珈琲にて。(クライアント様承諾済)

イメージややることが決まったのに作業が進まない

チラシを作るぞ!セルフマガジンを作るぞ!

気合い満々、やりたいことや入れたい内容を書き出しながら、そのツールの目的や概要が決まり、さあ作ろう…と思ったものの、まず何からやったらいいのかわからない。

そこで作業が止まってしまうことは、ありませんか?

そんな時にやることは「実寸で手描きで書き出してみること」です。

最初は「サムネイル」と呼ばれる小さなメモですが、実際の大きさで書くことで作るもののボリューム感が把握でき、具体的に何をどこにどうやって入れていくかがわかります。

描き方に決まりはないので自由に!

特に描き方に決まりはなく、アバウトなものなので、まずは思いつくまま描いてみてください。

これだけ見ても「なんじゃこりゃ?」かもしれませんが、思考も手を動かすことも頭を通じて繋がっているため、やりたいことの具体化が進むはずです。

写真は冊子の場合ですが、実際に何ページ必要か(ページの増減)、どれくらいの割合で文字や写真が占めるか、それがわかると文章量はどれくらい必要か、タイトルはどこに必要かが、そして「本当に見せるべきものは何か」が明確になってくるのです。

冊子やチラシに入れたい内容を付箋などで書き出している場合は、ここに貼ってもわかりやすいです。実際にうさくま堂のセルフマガジン「仙台時間」を作った時は、写真のようなものを作り、具体的な内容を書いた付箋を貼って整理しました。

このあとで実際に形を整えていきましょう

具体的に何をどう作るのかが見えて来たところで、パソコン上で作っていきましょう。

その時の作り方は、デザイナーに依頼する場合はデザイナーにもよりますし、自分で作る場合も作りやすさがあるかと思いますが、方法は2通り。

  1. 最初に文字をダミーとして全体のレイアウトを整え、それに即したコピーや画像を用意する
  2. 最初にコピーや画像を用意して、それに合わせてレイアウトを調整する

どちらでも内容によって作りやすいほうで進めていくと良いのですが、事前に手描きでイメージを作っているので、途中で大幅に変わることがなく、作業ロスが減ります。

また、仮に変更があったとしても、自分で対応がしやすくなるでしょう。

チラシやリーフレットの制作にも有効

1枚もののチラシやリーフレットの制作にも有効です。

特にリーフレットは1枚とはいえ、3折であれば6ページ構成となります。2折であれば4ページですが、たとえばDMとして封入したり手配りで配ったりを考慮して、折るという行為がされる場合、どこで折られるかで印象が変わります。

先日制作した例でもそうですが、折った時にインパクトが残るように計算したチラシは、いくつかのパターンで原寸で書き起こし、それを元にデザインしています。

参考:イベントチラシのデザインで考えたいこと


うさくま堂では依頼を受けたら原寸でまず書いてイメージを掴みますが、ある程度ご自分のイメージがある場合は、デザイナーに依頼する段階で共有してもよいと思います。

また、遠方で打ち合わせしたり、ボリュームが大きいものに関しては、うさくま堂が作った手描きのラフを見てもらう場合があります(全ての案件ではありませんが)。

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