過去の栄光が実績になるのか足元をすくうのか
そもそもうさくま堂には輝かしい過去の栄光もクソもないのですが、それでも過去にあぐらをかいて努力を怠っては足元をすくわれますし、過去の経験を今に反映させられたら実績として今に活きてきます。
※子どもがいることで体力は衰えたけど、いろいろな経験をしました。
その実績と栄光は誰のものなのか
若い頃は体力も集中力も今よりも高く、しかも見た目だって今より相当痩せていたので、動きも軽やかになんでもできました。それが、40歳で出産を機会に、肌艶もなく体力も衰え回復力も弱く、なにより太って動きが鈍いです。
仕事も会社員として、化粧品メーカーから小さい制作会社まで転々としましたが、その中では…たとえば数千万円単位の撮影ディレクションでのカタログ制作の仕事や、誰もが知ってる大手メーカーの販促ツールがコンペで通ったり、ちょっと大きな仕事もしました。
とくに、モデルの撮影とか…まだ売れる前のえびちゃんと仕事したとか、いい思い出ですね。
でも、その実績と栄光は決して私のものではないのです。
所属していた会社の社長なり営業なりが獲得した仕事であって、クライアントは会社に依頼したのであって、私に依頼したのはその会社なり営業さんなのです。
うさくま堂は何をしたのか
目立つ仕事において、私はその中でノウハウを得ました。
どうやって撮影の段取りをするのか、スタッフへの依頼やスケジュールの管理、ロケやスタジオの選定、それらをデザインに組み込みためのノウハウ…
それを会社にお金をもらいながら、学ばせてもらったのです。
実際にその当時は残業200時間、休みは月に2日程度と過酷な環境で、完全に身体を壊し失うものばかりと思っていました。
ですが、今となってはここでの経験があるから「クライアントのお客様はどんな購入動機を持っているのか」「通販で人が服を頼む時はどんなことを考えているのか」を考える力を学んだから、今フリーランスになって仕事につながっています。
自分ひとりでは何も作れない自覚
広告やカタログから個人自営業のチラシや名刺まで、何か物を作る時には、一見うさくま堂が1人でやっているように見えて、いろいろな力が集まっています。
今は予算の関係もあり、うさくま堂がコピーを書いたり写真を撮ったり、総合的にディレクションしながら、コンサルティングもしながら作ることが大半です。
ですが、「伝統風水・風水とはそもそも何であるかを明確にまとめた小冊子」のように別にディレクターが入ったり、写真や漫画の素材がプロから支給されることがあります。また、「サイキックミディアム・大阪と東京で開催されるスピリチュアルイベント告知チラシ」のように、写真のほかコピーが支給されている場合もあります。
そのプロの用意した素材を「どう生かすか」をまず考えて、最終的に興味をもってもらえるようまとめていくのがデザイナーの役割なのです。
「すごい仕事をしていた!」で終わってはいけない
過去、とても大きな仕事をしていたとしても、それだけでは終わりです。
デザインの仕事に限らず、フリーランスか就職かに限らず、その経験から「今、何ができるのか」を明確に打ち出して、相手に伝えることは大切です。
所詮は過去のこと、今どうあるかが大切で、その積み重ねが未来。
過去の栄光にすがってしまい、今を伝えられなければ、何も進みません。
うん、、、Facebookだとこの写真とか結婚式の写真ばかりに「いいね」がつく現実(笑)
もう過去には戻れないので、来年こそ少しは痩せようと思います。
まあ、「痩せる痩せる詐欺」がすでに目に見えてますが・・・