標準フォントとOffice系ソフトだけでもデザインはできるけど

仕事としてデザインを作り上げるためには、Adobeのソフトを使用し有償フォントを使った方が効率よく美しいデザインができるのではないでしょうか。

※フリーまたは廉価版のソフトや素材でも、使い勝手もクオリティーも高いことは高いのですが…

チラシや名刺はフリーソフト&フォントでも十分作れる!

Macやウインドウズに予めインストールされているフォントや、フリーまたは廉価版ソフトウエアでも、しっかりとしたチラシや名刺を作ることは…結論から言ってしまえば可能です。

Microsoft Office系であれば無料配布されているテンプレートも数豊富にあり、デザインに全く疎い人であっても、ある程度パソコンが使えるならば、ちょっとしたチラシやリーフレット、名刺等が作れます。使い方にこなれた方であれば、テンプレートは使わず自分で作り込めるでしょう。

…ってことは、AI化ではありませんが、パソコンが普及して版下を作る時代からDTP(デスクトップ パブリシティ=パソコン上での編集作業)に移行してから、デザイナーの存在意義はどんどん下がっています。

だからこそデザインで稼ぐなら欲しいのは有償アプリとフォント

デザイナーとしての経験を積んでいくと、その制作ノウハウは蓄積されて「差別化」につながるかと思います。

でも、その「とっかかり」としては、美しい文字組とレイアウトで、チラシを作ることです。

デザインの基本中の基本として「バランスの取れた余白と無駄な余白を作らないこと」「写真や文字は揃えて配置すること」「メリハリのある文字組と写真の扱い」「主題にあった色使いとあしらい」…これらをより美しく、楽に作り上げるためのアプリケーションソフトとフォント(書体)は、有償のものが断然有利です。

特にAdobe Illustrator や InDesign であれば、ソフトに搭載されている文字と文字の間を整える機能や、写真や文字等を揃えたり均等に配置する機能、色の微調整がしやすいカラーパレット等、ものすごく基本的な操作がOffice系のソフトとは比較にならないくらいに容易にできるのです。

また、うさくま堂では「モリサワフォント」を中心に使っていますが、誰にでも馴染みのある日本の代表的書体から個性的なデザイン書体まで、幅広い選択肢があるのです。

デザインで稼ぐなら必要な投資

実際デザイン学校行かなくてもデザイナーに誰もがなれる時代。

最初はOffice系ソフトとフリーフォントでチラシを作り、それが評判となって他の方のチラシを有償で作る。さらに評判となって仕事に繋げる…なんてことは素晴らしい流れですし、ぜひ挑戦して欲しいと思います。

ただ、お金をいただく以上は少しでも依頼者(お客様)が作るものとは違う、高いクオリティーを目指したり、効率的にスピードアップにつながる投資として、Adobeソフトやモリサワフォント…モリサワが難しいならダイナフォントあたりの導入をオススメします。

副業であるならばもちろん、それも無理せず、ご自身のペースで揃えたらいいと思います。

専業でデザイナーを目指すなら、まずは導入が好ましいでしょう。

デザイナーのハード面での投資がありますから、このようなところが価格差にもつながるのだと考えます。

参考記事:相見積と値引き交渉についての対応

 



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